SNSの巨人フェイスブックはじまる/不遇のF1ドライバージョルジョ・パンターノ誕生/パブリカの名がとれたトヨタ2代目スターレットがデビュー!【今日は何の日?2月4日】

■フェイスブックの始まりは、学生向けのソーシャルネットワーク

フェイスブックは、2004(平成16)年2月4日に、マーク・ザッカーバーグがハーバード大学在学中に開設しました。当初はハーバードの学生向けのソーシャルネットワークでしたが、あっという間に世界中に広がり、今や世界で20億人以上が利用しているそうです。

さて、2月4日に生まれたのは、女優の中条あやみと小泉今日子、俳優の佐々木蔵之介と時任三郎、ミュージシャンの山下達郎、作家の東野圭吾、レーシングドライバーのジョルジョ・バンターノなどです。本日紹介するのは、ジョルジョ・バンターノです。

●GP2で活躍するもF1では成績を残せなかったジョルジョ・パンターノが誕生

ジョルジョ・バンターノ(C)Creative Commons
ジョルジョ・バンターノ(C)Creative Commons

ジョルジョ・パンターノは、1979年2月4日にイタリアのヴェネト州パトヴァで生まれました。1994年にジュニアカテゴリーで世界選手権チャンピオン、1995年と1996年には欧州フォーミュラーAシリーズチャンピオンに輝きました。2000年ドイツF3選手権の優勝などで実績を積んで、2004年、ついにジョーダンからF1でデビュー。しかしこれといった成績を残せず、わずか1年でF1を離れます。すぐにGP2とインディカー・シリーズにスポット参戦して、GP2では途中参戦も3勝、2008年にはGP2チャンピオンに輝きます。そして、満を持して2009年にF1に復帰するもシートを獲得できず、「GP2チャンピオンを獲得した翌年にF1に参戦できなかった初のドライバー」という不名誉な看板を背負ってしまいました。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●俊敏な走りが自慢のFR小型ハッチバック、2代目スターレットがデビュー!

1978(昭和53)年2月4日、トヨタのFR小型車「スターレット」が初めてのモデルチェンジを行い、2代目が登場しました。初代スターレットとなる「パブリカ スターレット」は、1970年にパブリカのスポーティな上級モデルとしてデビュー。イタリア人デザイナーのジウジアーロによる直線基調のクーペスタイルが人気を呼びました。

1978年に登場した2代目スターレット
1978年に登場した2代目スターレット
若者から人気を集めたスポーティモデルのスターレット1300S
若者から人気を集めたスポーティモデルのスターレット1300S

パブリカの名称が消えて単独ネームとなった2代目スターレットは、先代の3ボックスの2ドアクーペスタイルから2ボックスの3ドア/5ドアハッチバックスタイルに変貌。先代よりもホイールベースとトレッドを広げて車室空間を確保しつつ、いっぽうで徹底的な軽量化が図られました。パワートレインは先代の1.2Lをボアアップした1.3L直4SOHCエンジンと、4速/5速MTおよび2速ATの組み合わせ。駆動方式は先代同様FRでした。パワーアップしたエンジンと軽量ボディによって、2代目スターレットの加速性は兄貴分のカローラを凌駕するほどでした。

1970年にデビューした初代パブリカスターレット
1970年にデビューした初代パブリカスターレット

シャープな走りは欧州でも高い評価を獲得し、国内外で好調な販売を記録。しかし現在では、スターレットのような運転が楽しめる軽量なFR車に出会うことがなくなりましたね。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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