以前にお伝えしたとおり、3代目となる新型「フィット」が予定どおり9月5日に発表されました。
ホンダによると、9月6日の発売時点で既に2.5万台の事前受注が入っているようで、早くも数ヶ月の納車待ち発生が予想されている模様。
発表会に出席した伊東社長は「フィットはホンダにとって最重要機種であり、これをベースに世界での事業拡大を計画している」と説明。
(ホンダ フィット発表会の様子はこちら)
先代の「フィット」シリーズは、2001年6月の発売以来、今年9月までに日本を含む世界10拠点で生産、123ヶ国と地域で累計487万台を販売しており、同シリーズは正にホンダの事業の中で主力車種。
新型「フィット」では日本で発売後、一年以内に北米、アジアなど、ほぼ全世界での立上げを予定しているようで、2016年度までに派生モデルを含めた「フィット」シリーズで年間販売150万台を目指す考えと言います。
伊東社長はトヨタアクアを上回る燃費「36.4km/L」については今後もHVシステムの進化や軽量化などで「これが限界というわけではない」としており、トヨタ アクアのマイナーチェンジや次期プリウスを意識した発言も。
新型「フィット」HVでは燃費と価格でアクアに真っ向から勝負をかけており、かつてのインサイト発売時のトヨタへのリベンジとばかりに、価格面ではアクアの最廉価グレードの169万円を5.5万円下回る163万5千円に設定。
燃費についても36.4km/Lとアクアを丁度1km/L上回るなど、ライバル意識全開のスペックとなっています。
ホンダ営業部門は新型「フィット」の販売台数に占めるHVモデルの比率は最終的に全体の7割に達すると予測しているようで、事前受注についてもその傾向が出ています。
同車の月間販売目標は1.5万台。新型「フィット」は埼玉県に新しく設立された寄居工場で現在フル生産されているものと思われます。
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