スバルBRZ tS 市販バージョンを大胆予想!【外観編】

8月4日に開催された86 Style with BRZで世界初公開となったBRZ tS CONCEPT。コンセプトモデルとしていますが、WRX STI tS Type RAもコンセプトモデルが存在したことからも、市販の可能性はかなり高いといえます。

 BRZ tS 001

そこで、WRX STI RA CONCEPTからWRX STI tS TypeRAの変更点などをふまえ、もしBRZ tS CONCEPTが市販化されたらどのような仕様になるか、大胆予想してみました。

BRZ tS 011

まずはエクステリアですが、BRZ tS CONCEPTにはSTI製のフロントアンダースカート、サイドアンダースポイラー、リヤサイドアンダースポイラーが装着されています。これらはすでに発売されているパーツですが、市販化の際にはフロントアンダースカートのみが装着され、サイドとリヤアンダーに関してはオプション扱いとなるのではないかと思われます。

WRX STI RA CONCEPTWRX RA CONCEPT サイドアンダースカート

これにはWRX STI RA CONCEPTにもサイドアンダースポイラーがが装着されていたものの、市販化モデルでは装備されなかった点や、これまで登場した先代フォレスター、レガシィ(現行B型2.5GT・現行D型2.5iEyeSight)、エクシーガのいずれのtSにも装備されていないことから予想できます。

BRZ tS 002WRX RA CONCEPT カーボン製大型リヤウイング

大型のカーボン製リヤウィングはパッケージオプションまたはグレードにより装備の有無が分かれるのではないかと思われます。これもWRX STI RA CONCEPTには装備されていたカーボン製大型ウィングが、市販車ではNBRチャレンジパッケージのみの装備となり、標準仕様のtS Type RAには装備されていないことからも予想できます。

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マフラーにはSTIのロゴが入る大径テールが顔をのぞかせますが、こちらも恐らくすでに発売開始されているSTI製スポーツマフラーと思われ、これまで発売されたtS同様、欠かせないパーツといえます。

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フェンダーに装備されたSTIロゴ入りガーニッシュは標準モデルとの差別化として是非欲しいアイテム。サイドにtSオーナメントが装備されなければ、おそらく採用されると思われるアイテムです。

BRZ tS ピンストライプ

またフェンダーガーニッシュから続くピンストライプはすでにレガシィ tS登場時にもオプションとして設定されたアイテムということもあり、こちらも別売りとなる可能性が高いといえます。

BRZ tS 010

足回りではSTI製18インチホイールとブレンボキャリパーが目を引くtS CONCEPTですが、WRX STI RA CONCEPTにはBBS製の18インチホイールが装着され、市販モデルではNBRチャレンジパッケージがBBS製で標準仕様はSTI製の18インチホイールを採用。BRZにもBBSが装備されるかと思われがちですが、STIから発売されているBBS製ホイールでBRZに適合するサイズが発売されていないため、おそらくtS CONCEPT同様のSTI製18インチホイールが採用されるものと思われます。

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タイヤはtSコンセプトにはミシュランのパイロットスーパースポーツが装着されていましたが、17インチ仕様車の標準装着タイヤであるミシュランプライマシー HPは225/40R18というサイズは設定されていないため、tSコンセプト同様パイロットスーパースポーツが採用されるのではないでしょうか。

また、キャリパーは歴代tSシリーズにおいて、現行レガシィB型 2.5GT tS、D型 2.5i EyeSight tS、フォレスター tSには標準キャリパー、WRX STI tS Type RAにはF:6PotR:2Potのブレンボキャリパー、エクシーガ tSにはF:4Pot、R:2Potのブレンボキャリパーが採用されており、BRZのフロントリーディング方式を考えると専用設計の異径ピストンのブレンボキャリパーが必要となるため、装備に関しては微妙なラインといえます。

個人的には見た目も含め、是非ともブレンボキャリパーを採用してほしい所ですが、キャリパーの大型化により制動力が大幅に変わる場合エクシーガtSのように専用のVDCを搭載する必要があります。果たしてBRZ tSにはブレンボキャリパーは採用されるのか、一番気になるところとなるように思えます。

BRZ tS CONCEPT

今回はエクステリアを中心に予想してみましたが果たして市販モデルはどのような仕様で登場するのか?スバリストならずとも注目のBRZだけにクルマ好きの皆さんの期待も膨らむのではないでしょうか?

次回はインテリア・メカニズム編としてBRZ tSを予想してみます。

(井元 貴幸)