新型三菱eKワゴンは「ウツクシeK」、eKカスタムは「カッコeK」で表裏を狙う!

三菱eKワゴンの「ek」は、「Excellent K-car」の頭文字を「いい軽ワゴン」と語呂合わせしたのが由来です。そしてその名の通り、新型三菱eKワゴンは、室内空間も燃費も質感もトコトン磨き上げてきました。ワゴンRやムーブ等の強力なライバル達に対抗すべく、兄弟車のekカスタムと義兄弟の日産デイズとタッグを組んで、トールワゴン市場に躍り出てきたのです。

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■特徴:トールワゴンの定番、「NAとターボ」&「表&裏ルック」で勝負だ!

従来のeKワゴンといえば立体駐車場に入るセミトールワゴンでしたが、新型では全高を上げてトールワゴンへと生まれ変わりました。エンジンはi譲りの3気筒で、NAは廉価仕様と燃費29.2km/lの標準エコ仕様、またekカスタムにはピックアップに優れたターボも搭載。副変速機付きCVTが組み合わされ、4WDも用意されています。また表&裏ルックでは、パッチリお眼目でフレッシュな「eKワゴン」と精悍細目でちょい悪な「eKカスタム」で差別化をはかり、幅広い世代をカバーしています。

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■使い勝手:エアコンのタッチ式ブラックパネルは、斬新な仕上がり

運転席に乗り込むと、あらためて背高トールワゴンの広さを実感します。メーターはekワゴンが単眼で、ekカスタムはタコメーター付きの2眼式です。標準・上級仕様のセンターコンソールにはダイヤルやボタンがありません。内装の目玉アイテムとして、指のタッチでエアコン操作ができるブラック調のタッチパネルが採用されました。フロントシートは肉厚で、なまじの普通車よりも立派じゃないかしら?リアシートもリクライニングと荷室のフルフラット化を両立、足元も広々で隙のない仕上がりとなっています。

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■バイヤーズガイド:ekワゴンは省燃費のNA、ekカスタムはゆとりのターボがオススメ!

標準ルックの「ekワゴン」はNAのみの設定。中間仕様の「M」から29.2km/lの燃費エンジンとタッチパネルが装備されており、実用本位でお買い得。ちょい悪ルックの「ekカスタム」では、燃費エンジンとターボが選べます。「M」仕様ではekワゴンの装備に加えて、エアロとアルミ、タコメーターやHIDヘッドライトまで付いて割安価格なのでお得です。また人荷を載せたり遠出の機会が多ければ、ターボの「T」がオススメ。車両価格は105万〜154.6万円、4WDも選べます。

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広告宣伝では、ekワゴンは白地にピンク文字で「ウツクシek」、ekカスタムは黒地にシルバー文字で「カッコek」がキャッチコピーになっています。個人的な経験則ですが、宣伝イメージと実車のキャラクターが合致するのは、クルマの出来栄えが良いという何よりの証拠だと思います。新型三菱ekワゴン/ekカスタムは、共にヒットをカッ飛ばす予感がします。

■「ウツクシek」新型ekワゴン
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/ek_wagon/special/new_ek_wagon/

■「カッコek」新型ekカスタム
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/ek_custom/special/new_ek_custom/

(拓波幸としひろ)

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