テスラの最初のモデルであるロードスターのバッテリーは、パソコン用だと揶揄するような記述や発言も見られましたが、EV用に改良された18650サイズの円筒型リチウムイオン電池セルであり、出力も大きく、決して安易な発想で生まれたワケではありません。
サプライヤーはパナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社、つまりパナソニックですが、同社にはトヨタと組んでプライムアースEVエナジー社を設立し、EVやHV用のバッテリーなどを供給してきた実績があります。
テスラ「モデルS」にもパナソニック社製のリチウムイオン電池セルが搭載されていて、床下一面にバッテリーが配置され、85kWhバッテリー仕様のモデルSで500kmの航続可能距離を実現しているわけです。
そのテスラ向けリチウムイオン電池セルの累計出荷が1億個を達成したそうです。モデルSは、今年だけでも世界中で2万台以上の販売が見込まれているとのこと。
日本では東京・青山にショールームと拠点がありましたが、大阪に関西拠点を開設し、試乗を通じてそのモンスターぶりを西日本の方にもアピールする戦略で、2013年6月12日から7月15日までパナソニックセンター大阪(グランドフロント大阪南館1館)にて「モデルS」の基盤技術(シャーシ)を公開。ほかにもパナソニックのEV用電池やEV技術も紹介されます。
■パナソニックセンター大阪「関西初 テスラモーターズ コミュニケーションスペース」
http://panasonic.co.jp/center/osaka/event/all/2013/06/post-103.html
■テスラモーターズジャパン
http://www.teslamotors.com/jp
(塚田勝弘)