乗り降りしやすいし、後席も広い新型フォレスター【SUVのすべて2013 使い勝手編】

インプレッション編に続き、「SUVのすべて」から新型フォレスターの魅力を探っていきましょう。同誌で新型フォレスターの使い勝手を執筆しているのは塚田勝弘氏。っていうか、我らがクリッカーのライターでもある塚ちゃんですね。

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まず乗降性。塚ちゃんによると前席乗降は「先代よりもフロントドアの開口前部を前出しして開口幅を拡大し、床を下げつつ着座位置を高めることで立ち姿に近い姿勢で楽に乗り込める」とのこと。後席は「滑り止め付きのステップを設けて、子供やお年寄りにも配慮している」んだそうです。

乗降性については、インプレッションを担当した森口将之さんも「アクセスしやすい。サイドシルが低く内側に寄せてあり、ドアパネルはそのシルをカバーするように伸びている。雨の日でも裾を汚さなくてすみそうだ」となかなか高い評価ですね。ボクとしては、その上で着座位置の高さも加えておきたいと思います。普通のセダンなんかに比べると高く、SUVとしては低め(地面からの高さ)に設定された着座位置は、地面に立った状態からの腰の上下移動量が少なくて済むから乗り降りが楽なんですよ。

居住性を語る上で外せないのは、後席の広さ。先代に比べてホイールベースを拡大したことで足元が広く、ファミリーユースでも安心です。

旅行にキャンプにとアクティブにクルマをつかうユーザーにとって気になるのがラゲッジスペース。塚ちゃんの言葉を借りると「大開口かつ低床設計で使いやすい」とのこと。容量はなんと505L(電動テールゲート装着車は488L)。「後席バックレストを倒しても完全にフラットにはならないが、段差が斜めになるように工夫するなど随所に使い勝手への配慮がうかがえる」(塚ちゃん)だそうです。

でも、使い勝手は文章を参考にしながらも、やっぱり実際に触れてみないときちんと把握はできませんよね。……と思ったら、買う気がなくても近所のスバルディーラーへGO!ですよ。だって、「乗るだけOK」なのですから。

 SUVのすべて2013_1

(工藤貴宏) 

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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