昨年10月にウサイン・ボルト選手が日産自動車を訪れ、ゴールドのGT-Rがお披露目されたことをご記憶の方も多いはず。あのゴールドGT-R、ボルト選手にあげたんじゃないの? と勘違いしていた方ももしかするといるかもしれませんが、チャリティーオークションに出品され、レース用ヘルメットやドライビングスーツなども含めて最終的には19万3191ドル(1ドル99円で約1912万円)になったそうです。ゴールドGT-R単体は18万7100ドルで落札。
落札金はジャマイカの子どもや若者たちに教育的、文化的な機会を提供する目的で設立された「ウサイン・ボルト基金」に全額寄付されました。
そして、今回ウサイン・ボルト選手に贈呈されたゴールドのGT-Rは、2013年モデルのGT-Rがベース。昨年ボルト選手が日産を訪れてGT-Rに試乗した際に計測した様々なデータをもとに、ボルト選手のドライビングスタイルにあわせたチューニングが施されているそうです。
また、華やかなホワイトのインテリア、BOSEオーディオシステムに加えて、ハイパーチタニウムカラーコートが施されたレイズ製の10本スポーク鍛造アルミホイールを履くなど、エクステリアもまさに豪華絢爛。ちなみに、ボルトGT-Rのボディカラーやインテリア、アルミホイールなどはボルト選手が自ら選んだとのこと。金メダリストだけに派手好きなんですかね。
今回の贈呈式典は、ボルト選手がトレーニングを行う母国ジャマイカにあるホームトラックで行われ、日産ラテンアメリカ&カリビアン副社長のホセ・ロマーンよりゴールドGT−Rをボルト選手に贈呈されたそうです。
ゴールドGT-Rは世界で1台しかないと思っていましたが、じつは2台あり、その1台はボルト選手がオーナーとなり、もう1台は前述のチャリティーオークションの落札者に2013年夏頃に納車される予定です。
(塚田勝弘)