アウディ「TTウルトラ クワトロ コンセプト」超軽量コンセプトカーがフォトデビュー!

初代以来、日本でも数多くのファンを獲得しているアウディTTですが、オーストリア南部のヴェルター湖で公開するのは、「アウディTTウルトラ クワトロ コンセプト」と呼ぶ軽量コンセプトカーです。

Audi TT ultra quattro concept

この初公開の場は、フォルクスワーゲングループが避暑地として名高いヴェルター湖で毎年開催している「Worthersee Festival(いわゆるGTIミーティング)」で、以前にもW12気筒エンジンをミッドシップに押し込んだ「ゴルフW12-650」や「シロッコGT24」などモンスター系のチューニングモデルが披露されています。

Audi TT ultra quattro concept

「アウディTTウルトラ クワトロ コンセプト」は、Bピラーやルーフ、センタートンネル内などにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使い、量産のアウディTTよりも299kgものダイエットに成功したというから驚き。シートも22kg軽くなるなど、軽量化の余地というのは残されているんですね。

Audi TT ultra quattro concept

エンジンは2.0LのTFSIで、最高出力310ps、最大トルクは400Nm/1900〜5000rpm。クランクケースやクランクシャフト、オイルパンなどを改良し、エンジンも25kgもの軽量化に成功しています。パワーウエイトレシオは3.63kg/psで、ポルシェ911カレラS(991型)の3.54kg/psには及びませんが、0-100km/hは1.3秒短縮の4.2秒、最高速は280km/hに到達するなどリアルスポーツカーに匹敵するのは間違いありません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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