「渋滞」の意味が高速道路と一般道で違うのを知ってますか?

ゴールデンウイークには 渋滞を避けたドライブをしたい!そう思って、道路情報を入手して時間帯やルートを考えることも多いでしょうが、そもそも渋滞の定義は、ご存知でしょうか?

渋滞という言葉から、ノロノロとクルマが動いている状況を思い浮かべがちですが、じつはそうでもないのです。 

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たとえば、JARTIC(日本道路交通情報センター) が道路情報として渋滞表示を行なう基準は高速道路の場合40km/hの速度となっているときといいます。

もともと高速道路というのは最低速度が50km/hとなっていますから、最低速度も出せないくらいの混み具合であれば、渋滞と判断されるのは不思議な話ではありません。

ちなみに、JARTICの基準では、都市高速では20~40km/hが「混雑」で、20km/h以下が「渋滞」となり、一般道では10~20km/hが「混雑」、10km/h以下が「渋滞」となるそうです。

つまり、高速道路が「渋滞」で、一般道が「混雑」になっているからといって、必ずしも一般道のほうが”流れている”とは限らないというわけ。

とにもかくにも、余裕を持った安全運転で過ごしましょう。
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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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