上海モーターショーにおいて、フォルクスワーゲンがワールドプレミアした「クロスブルー・クーペ・コンセプト」は、最近のトレンドとなっている、クーペ的なフォルムを持つSUVのコンセプトモデルです。
このスタイリッシュな5シーターSUVは、SUVスポーツカーという新トレンドを提案するだけでなく、そのメカニズムも先進的なものとなっています。
燃費性能とスポーツ性を両立するという、プラグインハイブリッドシステムを構成するのは、2つのモーターとV6 ガソリン直噴ターボ。システム出力は305kW(415馬力)で、0-100km/h加速は5.9秒と俊足。最高速度は236km/hと発表されています。
それだけのパフォーマンスを持っているにも関わらず、ブルークロスクーペの燃費性能は3.0 L/100km(新欧州ドライビングサイクル)といいます。またエンジンを使わないEVモードでの航続距離は33km、モーターだけでも120km/hまで速度を出すことができるということです。
クーペスタイルながら、キャビンは5人乗りとして十分なスペースを確保しているとアナウンスされています。また、フロントシートのヘッドレスト後部に、iPadミニをはめ込めるようになっているのは、ユニークな提案といえそうです
(山本晋也)