4シーターでキャンバストップのカブリオレとなると、MINIコンバーチブルやFIAT500C、BMW6シリーズカブリオレやレクサスIS350C/250Cなんて物件もありますが、日本は決して豊富とはいえません。日本はオープンにあまり向かない気候なんかも影響しているのでしょうか。そんななか、ゴルフ・カブリオレは価格的にもサイズや実用上もファミリーで乗れる貴重なモデルです。
今回の一部改良では、まず新しい純正ナビゲーション「712SDCW」を標準化。2年間の地図更新無料やITSスポット対応のDSRC、オンライン交通情報探索機能などを活用したルート案内などほか、iPhoneを接続することでニュースや天気予報、SNSなどの閲覧が可能です。
また、後方視界をサポートするリヤビューカメラ「Rear Assist」を同時に標準装着し、オープンカーのネックである後方視界をナビのモニター画面でも確認できることで、ドライバーの視界をサポートします。カメラはリヤエンブレムにビルトインされるため、エレガントな佇まいは損なわれません。
さらに、瞬間/平均燃費、時刻、ドア解錠などの表示や設定が可能な「フルカラーマルチファンクションインジケーター」をメーターパネル中央に配置し、利便性と視認性を向上させながら、インパネの質感向上も果たしています。
価格は従来型よりも約23万円高の423万円ですが、この3つの人気装備標準化を考えると決して大幅な値上がりではないと思います。
(塚田勝弘)