メルセデス・ベンツ未来のゴルフカートは「ファー」ボタンを装備

松山英樹選手の活躍で、いっそう盛り上がった全英オープンゴルフ。そのタイミングに合わせて、メルセデス・ベンツが未来のゴルフカートを示すコンセプトスケッチを公開しています。

ルーフに配されたソーラーパネルによって充電する電動車両として企画された、この「ビジョン・ゴルフカート」は、またジョイスティックで操作するという斬新な操縦スタイルをとっています。

センターコンソールにはスマートフォンなどを接続できるようになり、SNSにスコアや写真をアップロードすることが可能。フロント・ディスプレイにはコースレイアウトや気象情報などのインフォメーションを映し出すといいます。冷却・保温機能をもつカップホルダーやSLKロードスターで採用されているエアスカーフ暖房など快適性も高いレベルを目指しています。

さらに、OBを打ってしまったときに「ファー(フォアー)」ボタンを押すと、他のゴルフカートも連動して危険をアナウンスする機能も備えることを考えているといいます。

現段階ではデザインスタディで、実車にはなっていない「ビジョン・ゴルフカート」ですが、こうした未来的なカートであればスコアも伸びそうと思ってしまいませんか?

なお、公道走行可能な保安基準も意識しているとのことで、小型モビリティとしての可能性も考慮しているようです。

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(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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