希少過ぎる!世界3台限定の「ランボルギーニ・ヴェネーノ」は公道走行できるレーシングカー

ランボルギーニは今年で50周年を迎えます。ジュネーブで披露された「ランボルギーニ・ヴェネーノ」はその記念モデルで、0-100km/h加速がわずか2.8秒、最高速は355km/hというF1マシン顔負けの超モンスターマシン。しかも300万ユーロ(約3億6500万円)で3人の買い手も決まっているという、まさしく異例づくしのモデルです。

エンジンは、アヴェンタドールと同様6.5Lの12気筒ですが、700psから750psに引き上げられ、超高速シフトが可能な7速ISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)の組み合わせで、もちろん4WDを駆動します。

ヴェネーノの最大の特徴が、CFRP製のモノコック構造が上屋だけでなく、シャーシにも及んでいる点で、ランボルギーニがパテントをもつフォージドコンポジットを2座のシートなどに、カーボンスキンなどの革新的な素材を随所に採用しています。

これだけカーボンを使えば軽いのは当たり前で、12気筒を積んでも乾燥重量は1450kg。アヴェンタドールよりも125kgも軽いというから驚きです。

インテリアもカーボンでしつらえられており、シートやルーフライニングはカーボンスキンで、マットまでカーボンファイバー製という念の入り用です。まさに、材料置換のお手本のようですが、これだけ軽いと乗り心地はかなりハードなはず。

なお、展示車両はランボルギーニにテスト車両でナンバーは「0」、幸運な3人のオーナーはいったいどんな人なんでしょう。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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