トヨタ「マークX G’s」カーボンルーフはマイナス10kgでプラス25万円、高いか安いか?

トヨタは、マークXのスポーツコンバージョンである“G SPORTS”、通称G’s(ジーズ)に、カーボンルーフを採用した特別仕様車 250G“Sパッケージ・G’s CARBON ROOF Ver.”と350S“G’s CARBON ROOF Ver.”を設定、2013年6月3日に100台限定で発売することを発表しました。

各部に補強を施したボディや、ローダウンしたサスペンション、フロント対向4ピストンブレーキキャリパー、そしてエアロボディとトータルに走りを磨いた特別仕様車「G’s」のスペシャルモデルとして追加されるカーボンルーフ仕様。気になるのは、どれだけ軽くなったのかでしょうが、カタログスペックで比較すると、車重は10kg(250S:1520kg、350S:1540kg)ほど軽量化しています。

クリア塗装されたCFRP製ルーフに合わせて、ブラックペイントのルーフモールを組み合わせることで、ルーフの変更をアピールすると同時に、外観イメージを引き締める狙いといいます。

メーカー希望小売価格は、250G“Sパッケージ・G’s CARBON ROOF Ver.”が384万円、350S“G’s CARBON ROOF Ver.”が445万円。これはベースモデルに対して、いずれも25万円高。カーボンルーフの対価としては、リーズナブルな価格設定といえそうです。

なお、エンジン、変速機(全車6速AT)、駆動方式(FR)といったパワートレインはスタンダードモデルから変更はありません。エンジンスペックは、250Sの2.5L V6 直噴エンジンで最高出力149kW(203PS)、最大トルク243Nm。350Sの3.5L V6 D-4Sエンジンは最高出力234kW(318PS)、最大トルク380Nmとなっています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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