トヨタ「アクアまとめ」・日本一売れているクルマは世界一低燃費!

登場後爆発的にヒットを続けるトヨタ アクア。何といってもエコカーブームの中、低燃費をウリにするハイブリッドカーで、世界一の低燃費とお手頃価格を実現しているのがヒットの要因といえます。

トヨタのハイブリッドカーで最もコンパクトなサイズを誇るアクアは、ヴィッツのプラットフォームをベースとし、全長3995mm、全幅1695mm、全高1445mm、ホイールベースは2550mmとなっており、サイズとしては全高を除けばラクティスと同サイズとなります。

エクステリアはプリウスの様な近未来感のようなものはなく、いたってオーソドックスな2BOXスタイル。クルマに詳しい人でなければハイブリッドカーと感じる部分は少ない印象です。

しかし、低燃費や車両の安定性に貢献するパゴタルーフやエアロスタビライジングフィンなどを採用しており、最先端の空力技術を目立たないところで盛り込みCd値(空気抵抗係数)は0.28を達成しています。

パワーユニットには直4 DOHC 1.5Lエンジン(最高出力54kw(74ps)/4,800rpm、最大トルク111N・m(11.3kgf・m)/3,600~4,400rpm)に交流モーター(最高出力45kw(61ps)、最大トルク169N・m(17.2kgf・m))の組み合わせで、システム馬力は73kw(100ps)を発生します。

組み合わせられるトランスミッションは電気式CVT。横滑り防止装置のVSCやTRC(トラクションコントロ-ル)が全車標準装備となっており、安全面も充実しています。

ハイブリッド用バッテリーには120セル6.5Ahの容量を誇るニッケル水素バッテリーをリヤシートの下に搭載。重量のあるバッテリーをシート下に収めることで、低重心化を図っています。

世界一の低燃費を誇るアクアは、JC08モードで35.4km/Lという驚くべき低燃費を実現しています。

インテリアも、プリウスで採用されているCVTセレクターのような未来的要素は少なく、いたってオーソドックスにまとめられ、初めてハイブリッドカーを購入するユーザーにも戸惑うこと無く運転することができるのもアクアの特徴と言えます。

メーカーオプションのアドバンストディスプレイパッケージには、ドライブ後に、発進から停止までのエコドライブの総合評価を100点満点で採点するエコジャッジ機能を備えたTFTマルチインフォメーションディスプレイを装備。

ゲーム感覚でエコドライブをマスターできる遊び心も取り入れられています。

車両本体価格は最もベーシックなLで169万円。中間グレードのSが179万円、最上級グレードのGが185万円となっています。

価格的には170万円を切る「L」は魅力的ですが、後席ウィンドウは手動式、ステアリングもテレスコピック機能が省略されビジネスライクな仕様となっています。

一般的に自家用車として使用するのであれば中間グレードの「S」または充実装備の「G」を選択することをおすすめします。

(井元 貴幸)

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