アルファロメオの小型スポーツカー「4C」が世界初公開【ジュネーブモーターショー】

カーボン製の軽量ボディに、パワフルなターボエンジンをミッドシップに搭載するアルファロメオの2シータースポーツカー「4C」。これまでプロトタイプ、コンセプトカーとして数々のモーターショーで話題を集めて来ましたが、2013年3月5日に開幕するジュネーブモーターショー2013において、いよいよプロダクトバージョンが世界初公開されます。

現時点ではイラストの発表にとどまっていますが、アルファロメオのスポーツカーらしいエクステリアが示されています。

ボディサイズは全長4m、全幅2m、全高1.18m、ホイールベース2.4m(未満)になるとアナウンスされました。そのボディはカーボン製で、パワーウエイトレシオは4kg/psを実現しているとのことです。 

パワートレインにも注目です。

エンジンはアルミ製の1750cc 4気筒 直噴ターボ。ターボラグを軽減するための工夫が施され、スポーツカーらしい走りが味わえそう。1750ccという排気量の数字も、アルファロメオの伝統を受け継ぐアイコンになっています。

トランスミッションは乾式デュアルクラッチのTCTで、パドルシフトによって操作するタイプになると発表されています。またインテリアはカーボン地をむき出しにすることで、軽さとレーシーさをアピールするそうです。

価格などの詳細はジュネーブモーターショーにて発表されるということですが、北米市場も含めて2013年内に発売開始するということは発表。アルファロメオがドライビングプレジャーを最大限に追求したという、このコンパクトなミッドシップカーには世界中のスポーツカーファンの熱い視線が注がれているといえそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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