1953年にシボレー・コルベットが登場して今年で60年。2013年のシボレーラインナップとして発表されたコルベット グランスポーツは、シボレー・コルベットの誕生から10年目となる1963年に5台だけ製造されたモデルです。
レース参戦を目指して作られたというコルベット グランスポーツは、残念ながらメーカーとしての参戦は果たせませんでしたが、60年もの歴史の中でも特別なモデルとして位置付けられています。
復活した現代のコルベット グランスポーツは、トレッドを拡大して専用サスペンションと高性能タイヤにより足まわりを強化し、前後フェンダーも前275/35ZR18、後325/30ZR19というファットなタイヤをカバーするため大きく張り出し、全幅も従来よりも75mm拡大するなど、迫力のスタイリングも魅力です。
ブレーキも前355mm径ディスクと6ピストンキャリパー、後340mm径ディスクと4ピストンキャリパーに強化され、エンジンは従来どおり6.2LのV8(436ps)ですが、強力なストッピングパワーを発揮します。
(塚田勝弘)