日産「NV350 キャラバン まとめ」3メートル超えの荷室長でライバルに差をつける!

国内の商用1BOX市場は長きに渡り、ハイエースの独占が続いていましたが、その牙城を崩すべく日産が投入したのがNV350キャラバン。スタイリッシュなエクステリアとライバルに無い広大な荷室で、巻き返しを図るべく登場しました。

NV350キャラバンの最大の特徴とも言える荷室は、4ナンバーサイズクラストップの3050mmを実現し、後席の分割可倒シートにより、3名乗車でも長尺物の積載が可能となっています。

また、インテリジェントキーとプッシュエンジンスターターを一部グレードに採用。乗り降りが頻繁に行われる宅配業等で重宝しそうな装備です。

 パーキングブレーキはAT車に足踏み式を採用し、使い勝手を向上させています。

GX系にはメーター内にカラー情報ディスプレイが装備され、燃費情報やバックガイドモニターの表示も可能。他のグレードでもオプションにてバックガイドモニターを装着することで、カラー情報ディスプレイが装備されます。

パワーユニットには、商用バンの中核を担うディーゼルに、新開発のYD25DTTiを搭載。最高出力95kW(129ps)/3200rpm、最大トルク356N・m(36.3kgf・m)/1400-2000rpmで、JC08モード燃費は11.4km/L〜12.4km/Lとなっています。

ガソリン仕様も用意されQR20DEと、ワゴン及びスーパーロングボディ2WD車にはQR25DEが設定されています。

他にも、発売当初からオーテックによるドレスアップバージョンである、Rider(ライダー)も設定されており、個人ユースのユーザーにも魅力的なラインナップと言えます。

発売後、約1ヶ月を経過した7月18日時点で、月販目標の3倍となる6,000台を超え、9月末時点の累計登録台数では7800台。小型商用バン市場でのシェアは36.2%に達しており、NV350キャラバンの販売は好調と言えます。

さらに、ラインナップの拡充を図るため、2012年12月7日には待望のワイドボディが追加され、より選択のバリエーションが広がりました。

長期にわたり、1BOX商用バンの王者だったハイエースにとって強力なライバルとなったNV350キャラバン。ワイドボディの追加でさらにバリエーションの広がったNV350キャラバンは、商用1BOXの勢力図を変えていくのか?注目したいところです。

(井元 貴幸)

■日産NV350はハイエースより「窓」だけは優ってます【東京モーターショー】
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■新型日産NV350キャラバン発売。燃費性能が向上し、クラストップの荷室長を確保しました。
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■新型キャラバンとハイエース、どっちを選ぶ?【新型日産NV350キャラバン誕生】
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■NV350キャラバン VS ハイエース 超速WEB上対決!【エクステリア編】
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