NV350キャラバン VS ハイエース 超速WEB上対決!【エクステリア編】

6月15日に華々しくデビューした日産NV350キャラバン。実際1BOXバンでは一人勝ち状態であるハイエースの牙城を崩す為、日産が市場に送り込んだ自信作とも言えます。

早速NV350キャラバンと真向ライバルとなる現行ハイエースをWEB上で比較してみました。

エクステリアはその見た目から、ハイエースを強く意識したとも思えるスタイル。

写真のハイエースには装備されていませんが、スライドドアに装備されるサイドウィンドもキャラバンの方が、凹凸の無いフラットな形状ですっきりしています。

しかしながら、キャラバンのブリスターフェンダーや複雑なプレスラインはこれまでの1BOX商用車と一線を画したデザインで斬新です。

続いてフロントマスクですが2010年にマイナーチェンジした現行型ハイエースはディスチャージヘッドランプ仕様(メーカーオプション4万7250円)では上下2分割のヘッドライトに加え、SUPER GL、DX GLパッケージにはメッキグリルが装備され、高級感を演出しています。

しかしながら、NV350キャラバンにもバイキセノンヘッドランプがオプションで設定されている上、LEDポジションランプも同時装着されます。フロントグリルもプレミアムGXにはメッキグリル、DXグレードでもオプションにて選択出来ます。

NV350キャラバンのフロントマスクは大きなフロントグリルと、LEDポジションランプ内蔵のヘッドランプで斬新さと高級感、押し出し感を全て網羅しているように思えます。

リヤビューもサイドビュー同様、キャラバンとハイエース、酷似しているように見えますが、バックドアパネルのプレスラインがほぼフラットなハイエースに対し、キャラバンはバンパーステップを中心とした凝ったラインとなっています。

特装系ではモデリスタから豊富にラインナップされているハイエースに対しても、NV350キャラバンは日産車ではお馴染みのライダーで対抗、ハイエースのモデリスタ仕様はエアロパーツ関連のみのドレスアップ仕様車ですが、NV350キャラバンのライダーはエアロパーツに加え、専用のステアリングやトリムが装備されるライダー、インテリアパッケージも用意。

カスタマイズ仕様も隙が無い装備となっています。

後出しの方が新しい技術や先行しているライバルの短所を徹底的に研究できる点で有利ではありますが、デザインに関してはデザイナーのセンスが問われるポイントなので、後から出たにもかかわらず、先行販売のライバルに劣るクルマも多くある中、ドレスアップ派も多く存在する200系ハイエースの牙城を崩す為に生まれたNV350キャラバンはデザインの点でもしっかりハイエースの弱点を研究しているとも言えます。

個人的にはエクステリアではNV350キャラバンが一歩リードしているように思えました。

次回はインテリア編をお伝えします。

(井元 貴幸)