ガッツリ見せます!新型クラウン・ハイブリッド【動画あり】

12月25日に発表された新型クラウン。ピンクのクラウンを除けば、最も気になるモデルは4気筒になったハイブリッドモデルではないでしょうか。

このハイブリッド、4気筒にダウンサイジングされたとはいえシステム出力220馬力、トルクにいたってははエンジンとモーターの単純合算で521Nmと必要充分以上。JC08モードの燃費は23.2km/l。この数値、実は初代プリウスにガチで張ります。そんなクラウンのハイブリッドをガッツリと特写!

 

クラウンといえばグリルの王冠マークですが、このマークの内側が青くなっているのがハイブリッドの証。手前に写るロイヤルの王冠マークも青くなっているのがお分かりでしょうか。こちらもハイブリッドということになります。

 

インテリアでハイブリッドだとすぐにわかるポイントはメーター。タコメーターのある位置にハイブリッド用のパワーメーターが装備されています。これでモーターの働き具合がチェックできるのですが、このサイズは異例の大きさ。

 

ボンネットの中もハイブリッドは特徴的。クラウンのガソリン車はエンジンを全てエンジンカバーで覆い隠してしまうのですが、ハイブリッドはヘッドの部分のみカバーがかかっています。ボンネットを開けたときのお楽しみはハイブリッドの方が大きいかもしれません。そして、4気筒であるがゆえにV6エンジンのガソリン車に比べてエンジン搭載位置が後ろの方に寄っているのがわかります。

 

今度のクラウンアスリートに新しく設定されたテラロッサという内装色はかなりカッコイイ。ファブリック限定ではなく本革仕様でもこの内装色にしてもらいたい気分です。この内装を見てもクラウンはだいぶ変革してきているという気にさせますね。

 

燃費もよくてパワーも十分、いいこと尽くめのハイブリッドにも弱点はあります。それはトランク容量。左がハイブリッドで右がガソリン車。ガソリン車の方が奥行きがあります。ハイブリッドはこの奥行きの部分にバッテリーを積んでいるのでトランクが狭くなるのですが、それでも以前に比べればだいぶ広いと思います。ゴルフバッグもしっかり入りますし。

余談ですが、今回のクラウン、アスリートとロイヤルの差別化はフロントグリルだけではありません。ボンネット形状とフェンダーにまで差別化が入っています。ボンネットの両端が膨らんでいるのがアスリート。

というわけで、動画でもクラウン・アスリート・ハイブリッドを撮影してきました。ボンネットやトランクオープナーの位置などちょっとマニアックなところにも注目してください。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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