14代目クラウンが「Re BORN」して登場 ! ハイブリッド車の燃費は23.2km/L !

北野武とジャン・レノが共演! 12月25日発売に向け、新型クラウン「Re BORN」ティザーサイトが始動 !』で触れたとおり、14代目クラウンが12月25日にフルモデルチェンジしました。 

既に話題を呼んでいるとおり、新型クラウンの「Re BORN」ぶりを最も印象付けるのが大胆に変貌を遂げたフロントマスク。ロイヤルシリーズではラジエータグリルがバンパー開口部と連続した意匠になっています。 

一方、アスリートシリーズのフロントマスクについても「稲妻」調の大型ラジエータグリルが目を引きます。迫力と気品を兼ね備えた造形となっており、トヨタによるとロイヤルシリーズとの識別をより明確にしたと言います。

新型のボディサイズは全長4895×全幅1800×全高1460mmで旧型比で25mm長く、5mmワイドに、10mm低くなっています。2WDモデルは通常ガソリンエンジン搭載車が8グレード、HV車が6グレードが用意されており、ロイヤルシリーズはV6 2.5Lエンジンに一本化。

ロイヤル/アスリートシリーズ共にHVモデルが設定されており、従来のV6 3.5Lエンジンから4気筒2.5Lエンジンへダウンサイジング。

2AR-FSE型の直噴2.5L 直列4気筒ガソリン「D-4S」エンジン(最大出力178ps/6000rpm、最大トルク22.5kgm/4200-4800rpm)を搭載、これに、最大出力143ps、最大トルク30.6kgmのモーターを組み合わせてシステム出力220psを発生。(ニッケル水素バッテリー仕様)

これに伴い、車両価格も現行モデルの540~620万円に対して410~543万円と77~130万円ほど引き下げられ、通常ガソリンエンジンモデル比で見ても53~60万円高に抑えられているのが特徴。

気になるHV車の燃費は小型車並の「23.2km/L(JC08モード)」と、従来モデルの14.0km/Lから大幅に向上。指定ガソリンはプレミアムから経済的なレギュラーに変わりました。新型クラウンシリーズではまさにHVモデルが主役になったと言ってもよさそうです。

最上級仕様には従来どおりの2GR-FSE型 3.5L V型6気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力315ps/6400rpm、最大トルク38.4kgm/4800rpmで現行同様のスペックとなっています。従来の6速ATに代わって8速ATが組み合わされ、クラウン初となるパドルシフトを装備。

月間販売目標台数は4,000台。店頭発表会は2013年1月12日(土)~14日(月・祝日)。

高級感に精悍さをプラスした新型クラウン。従来モデルでユーザーの多くを占めると思われるシニア層の反応が大いに気になるところです。

  ロイヤル  諸元表 2WD /   4WD /  HV    主要装備  
  アスリート  諸元表 2WD / 4WD / HV    主要装備

ラインナップ、車両価格は以下。(4WD 除く)

<2.5Lエンジン搭載モデル>

 ロイヤル:353万円 (HV:410万円・通常エンジンモデル比:+57万円)
 ロイヤルサルーン:409万円(HV:469万円・通常エンジンモデル比:+60万円)
 ロイヤルサルーンG:482万円 (HV:536万円・通常エンジンモデル比:+54万円)

 アスリート :357万円(HV:410万円・通常エンジンモデル比:+53万円)
 アスリートS:413万円(HV:469万円・通常エンジンモデル比:+56万円)
 アスリートG:490万円(HV:543万円・通常エンジンモデル比:+53万円)

<アスリート 3.5L V6エンジン搭載モデル>
 アスリートS:497万円
 アスリートG:575万円 

■新型クラウン ロイヤルシリーズ公式HP
  http://toyota.jp/crownroyal/index.html?ptopid=men

■新型クラウン アスリートシリーズ公式HP
    http://toyota.jp/crownathlete/index.html

 (Avanti Yasunori) 

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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