プロの渋滞研究家 清水草一が「私と同程度」と言い切れるカーナビとは?

フェラーリ信奉者!? のモータージャーナリストである清水草一さんがカロッツェリア「サイバーナビ」に初試乗しました!

今回初めてAR&HUDを搭載した「サイバーナビ」と新しい「楽ナビ」を体感した清水草一さん。想像以上の進化ぶりに感心しきり!

清水草一さんは、スポーツカーから軽自動車まで、自動車評論家として多数の自動車雑誌で寄稿されていますが、『首都高はなぜ渋滞するのか?』などの著書で知られる交通ジャーナリストとしての顔もよく知られています。最新かつ最先端の「サイバーナビ」に、清水氏は本当に感動した模様。以下、清水さんの驚きのレポートをお届けします! 

 私は渋滞研究家(兼地図オタク)であり、また戦国武将のごとく周囲の状況をすべて把握してこそ男! と思い込んでおるため、高性能ナビなど必要ない! と考えていた。

 ただし、情報収集こそ戦国武将のキモであるから、ナビ経由の渋滞情報は必須。よって、「ナビはVICS情報さえ入れば、あとは最低限で善し」というのが信念である。

 が、今回試したのはカロッツェリア「サイバーナビ」。ヘッドアップディスプレイ(注1)を装備したフラッグシップモデルだ。

 しかもそれが、アウディR8 V10に取り付けられていたのである!

 その時点で私は、「これはアリだな」と手の平を返した。機能云々や男の気概より、とりあえずファッションとしてステキだ。超先進的かつクールなスーパーカーであるR8に、超先進的なナビゲーションシステム。このコンビネーションが素晴らしいじゃないか。

 実際ヘッドアップディスプレイを使ってみると、視線移動が少ない。また、実際より遠くに表示が浮かんで見えて、視認しやすい(注2)。

 高速道路では前方車両との車間距離も表示されるから、皆がこの「サイバーナビ」を装着すればより安全で、渋滞対策にも効果が期待できるだろう。私は車間距離を長く取る方なのでよく割り込まれるのだが、正確な車間距離を把握するのになかなか便利だ(注3)。

 個人的には、このディスプレイのようなAR画面(拡張現実)よりも、もっと広範囲の渋滞情報が認識できる、通常の地図画面も激しく求めているのだが……。そう思ったら通常の地図画面でも広範囲の渋滞情報を確認できるという(注4)!

 今までは、ナビにまかせていたら、まともな渋滞回避などできない。それより渋滞研究家の私の方がはるかに優秀! だから広範囲の渋滞情報を見て、そこから最速ルートを経験値により割り出すことが重要! と思っていたのだ。「サイバーナビ」なら膨大な情報量とリアルタイムの渋滞情報を駆使できるから、最速ルートの割り出しも容易で、渋滞に遭遇しなければ燃費も稼げるというもの。

 結局テストしてみてわかったのだが、「サイバーナビ」の渋滞計算能力は、私がこれまで使っていたものとはケタが違うようで、なんと私と同程度の能力があるようだ。

 これだけのポテンシャルがあれば、我が軍師として迎えてやってもよかろう(注5)。

清水草一

「サイバーナビ」を搭載したアウディR8 V10のデモカーは、東京オートサロン2013年のカロッツェリアブースに展示されますから必見です!

デモカーであるアウディR8 V10に搭載されていた「サイバーナビ」に清水草一さんが本当に驚いたのがよく伝わってきますね。

アウディR8 V10に搭載された「サイバーナビ」のAVIC-VH99HUD。こんなスーパースポーツカーにもマッチするデザインと高品位な質感が魅力です。もちろん「AR HUD(拡張現実ヘッドアップディスプレイ)」を搭載しています

AR(拡張現実)とHUD(ヘッドアップディスプレイ)は体感しないとその凄さは真に理解できません。しかもアウディR8 V10とのセットは必見の価値あり!

サンバイザーの替わりにHUD(ヘッドアップディスプレイ)を取り付けます。視線移動が少なく、昼夜を問わず高い視認性の高さが魅力です

でも、どこで見られるんだよ! という人は来年1月11日から開催される(一般公開日は1月12、13日)「東京オートサロン2013」の「カロッツェリア」ブースに出かけてみましょう!

(寄稿/清水草一 まとめ/塚田勝弘)

(注1):ドライバーの目線の先、フロントウインドウ上に表示されるのはルート表示や到着予想時刻、交差点までの距離や曲がる交差点名称、レーン情報などで、さらにガソリンスタンドやコンビニエンスストアのロゴマーク、制限速度なども表示される。これにより建物が入り組んだ道でも目的の店舗などが発見しやすく、しかも運転がしやすくなくるかも!?

(注2):サンバイザーの替わりにAR HUDユニットを装着することで、ドライバーの目線の約3m先に表示されるので、焦点合わせが楽で、前方の景色と情報が認識しやすい。視線移動が少ないことも安全運転にも寄与する。

(注3):前方の景色を実写映像として取り込み「クルーズスカウターユニット」で処理した情報を表示する。前方車両との車間距離を表示するだけでなく、適正な車間距離が把握できる。また、高速道路ではレーンをまたぐふらつき運転を検知して効果音やナビのディスプレイにも表示。さらに、高速道路では自動的に「HUDハイウェイモード」に切り替わり、高速走行時に必要な情報のみを確認できるので、視認しやすく心理的な負担はない。

(注4):HUDでも6段階の地図スケール調整が可能で、ヘッドアップディスプレイにも広範囲の渋滞情報が表示される。ヘッドアップディスプレイを見ているだけでも先々の渋滞や混み具合をよく把握できるから、急な渋滞の出現に驚くこともなく、渋滞回避や安全運転がしやすい。

(注 5):「サイバーナビ」は、カロッツェリアの「スマートループ」ユーザーから提供されたVICSエリア外の情報もルート探索に反映する。リアルタイムな情報だけでなく、過去5年間の膨大な情報でさえも季節、曜日や時刻、天気などを基準に処理されたデータを加味していたり、時間経過による道路状況の変化もルート探索に反映。なお、「スマートループ渋滞情報」はVICSの10倍もの約70万km、日本の全道路に対応しているというのだから驚きだ。また、「渋滞」キーを押すだけで、自車位置周辺で起きている渋滞を地図や音声で案内する。これらの機能により、出発時刻による到着時刻を比較できるので所要時間を予測しやすく、渋滞遭遇などをできるだけ減らせるので、スマートなドライブを楽しむことができる。

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。