ドライブデートって素敵ですよね。
恋愛初期においては、ふたりの距離感がぐっと縮まる重要なステップアップにもなります。
しかし要注意なのは女性を誘うタイミングです。
「オナゴはクルマに弱いのだな。よし! 気になるあの子をドライブに誘うぞ!! 」
いきなり駄目です。全然駄目。
普通の知り合いの状態から、初回でドライブデートに誘うのはおススメできません。ちらりとホコロんだ恋の蕾も、首からボロっと落ちる勢いです。
・密室だから緊張する。
・ずっと二人きりで話さなきゃいけないと思うと、何だか荷が重い。
・帰るタイミングを女性側が調節できない。
男性のクルマに乗るということは、女性からすると少し思い切りが必要なものです。いや、恋心を抱いている相手に誘われたなら、そりゃもうホイホイついていきますけども。
大人になってからの関係には「今のところ何とも思ってないけど、いい人だし、デートに誘われたら行ってみたいかな。」という時期があるものですよね。
そんな気持ちの時に、最初の誘いがドライブだと「いきなりドライブはちょっとなあ。あいまいに引き延ばしても気まずいし、めんどくさいから彼の誘いは全体的に断る事にしよっと」となりかねない。やはり最初は食事などの短時間のデートで、ある程度プライベートな仲良しになって下さい。
ドライブに誘うタイミングは、具体的に言うなら3回目でどうでしょうか。
【1回目】
デートのデの字も感じさせない誘いをかけます。
「中華好き?駅前で軽くご飯でもどうですか」などが、それにあたります。
【2回目】
1回目と同じような感じで。
外で待ち合わせをしたり、雰囲気のあるお店を選んだりして、前回より少しだけデートっぽさを付加するのもアリですね。
「金曜日空いていたら、〇〇に付き合ってくれない?」といった調子で誘いましょう。この場合やはり西洋っぽい食べ物や、キレイめの日本料理が妥当です。スッポンやマタギ料理などは大穴ですが、にじみ出る滋養強壮感を笑いに変える話術がなければ控えて下さい。
そして満を持して2回目の席上でドライブデートの話題を。
「今度、休みが合えば一緒に出かけようよ。 久しぶりに運転もしたいし。」水族館とか、美術館、近場の高原など良いのではないでしょうか。
ポイントは『ドライブ』っぽさを強調しない事です。目的地があるという言い訳が、クルマに乗る事への女性の警戒心を薄めてくれます。
また、それまで自家用車がある事などは特に強調もしないでおくと、いきなり「あれ、この人クルマ持ってるんだ! 」となるので、それもなかなか効果的なのではないでしょうか。
というわけで、言わずもがなの風情ですが、まだ親密とは言えない状況では、ドライブデートへのお誘いは3回目あたりをおススメします。
(くぼきひろこ)