AT全盛時代にオススメの新車で買えるMT車ベスト5

最近は新車ラインナップからマニュアルミッション(MT)車が姿を消す傾向にあります。かつてMTはスポーツの象徴であり、AT車よりも燃費が良かったのですが、現在では自動マニュアルやCVTの性能向上でスポーツ性も燃費もMTを上回るようになってしまいました。しかも日本にはAT限定免許というものがあって、法的にMTに乗ることができない人も続出しています。
しかし、決してスポーツ指向でないけど、マニュアルのフィーリングが好きだという人も少なからずいるのも事実。そして11月13日に発売された新型スバル・フォレスターも2.0リッターNAエンジン搭載車に6MTが設定されました。
そこで今新車で買える実用MT車オススメベスト5を紹介したいと思います。

 5位
【トヨタ・カローラ アクシオ 1.5G】
ニッポンのセダンをMTで転がそう

(写真は1.5X)
今年モデルチェンジしたトヨタ・カローラ アクシオの1.5リッター2WD車に5MTが設定されています。なぜカローラ アクシオにMT車が設定されているのかというと、MTにこだわる地方在住の高齢者向けという意味合いが強いらしいです。価格1.5Xが137万7000円、1.5Gが158万7000円となりますがここはオートエアコンやナノイーなど快適装備の1.5Gを選びたいところですね。

4位
【ホンダCR-Z β】
エコなハイブリッドスポーツだからこそMTで!

ちょっと実用MTとは言い難いかも知れませんが、エコなハイブリッド車として選んでみました。CR-Zはβ、α、αMaster Labelの全グレードに6MTが設定されています。価格は236万5000〜263万円となりますが、最廉価グレードのβで充分満足できるはず。ハイブリッド車なのでJC03モード燃費も20.6km/Lと低燃費です。

3位
【スバル・フォレスター 2.0i-L】
オールラウンドで快適に走れる新型フォレスター

オンロードでの運動性能とオフロードの走破性を兼ね備えたクロスオーバーSUVですが、2リッターNA車の2.0iと2.0i-Lに6MTが設定されました。オススメは2.0i-Lで、エンジンの出力特性を変えることができるSiドライブやクルーズコントロールシステムを搭載して快適なドライブが可能。価格は240万4500円です。これらの装備を省いた最廉価グレードの2.0iは208万9500円とかなりお買い得な価格設定です。

2位
【ミラ X“スペシャル”2WD】
5MTの新車が86万円で買えます!

ダイハツの軽自動車の代表格であるミラのXとX“Special”の2WD車と4WD車に5MTが設定されています。価格は驚きの86万〜108万7000円。MTの新車が100万円以下で買うことができるのです。スポーティとは言い難いですが、JC08モード燃費は23.5(4WD〜24.5km/L(2WD)でエコカー減税対象となっています。

1位
【マツダ・デミオ 15C】
かっこいいMT車に乗りたい人にオススメです!

スタイリングよし、走りよし、燃費よしの三拍子揃ったマツダのコンパクトカー、デミオは1.3リッター車と1,5リッター車に5MTが設定されています。1.3リッターの13Cはお買い得度満点の114万9000円。スカイアクティブエンジンではありませんが、実は13Cの方が7ps強力な91psで車重も970kgと50kgも軽いのです。
また1.5リッターエンジンは113psと充分過ぎるパワーを発揮。15Cが133万5000円、SPORTが162万1750円の設定。ですが、15Cの車重は980kgで軽快な走りを楽しめますので、ここは15Cがイチオシです
(松沼 猛)

 

この記事の著者

ぬまっち(松沼 猛) 近影

ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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