AMGのさらにスペシャルモデルにつけられる「ブラックシリーズ」。過去にSLK 55 AMGブラックシリーズ(2006)、CLK 63 AMGブラックシリーズ(2007)、SL 65 AMGブラックシリーズ(2008)、そしてC 63 AMG Coupé ブラックシリーズ(2011) と用意されてきましたが、その第5弾となるブラックシリーズが登場します。
そのベースに選ばれたのはガルウィングのSLS AMGクーペ。
レーシング仕様であるSLS AMG GT3といえば、日本のスーパー耐久などでも活躍するモデルですが、その走りに着想を得たという、まさに公道を走るレーシングカーといえる走りを手にしているのが、SLS AMGブラックシリーズです。
フロント・ミッドシップに搭載された6208ccのV8エンジンは、スタンダードの44kW増しとなる464kW (631hp)へとパワーアップ、またレブリミットも7200rpmから8000rpmへ引き上げられているとのこと。
さらにボディは70kgほどダイエットして1550kgへと軽量化。これにより、パワーウエイトレシオは2.45kg/hpを達成しています。
足元は、ミシュラン・パイロットスポーツカップ2(フロント 275/35R19、リヤ 325/30R20)を装着。10スポークの軽量ホイールのサイズはフロント10×19、リヤ12×20。ブレーキディスクはセラミックコンポジッドで、フロントが402 x 39mm、リヤが360 x 32mmの大径サイズを採用しているとのこと。
エクステリアでは、前後にカーボン製空力パーツを追加しているのが特徴。ボディはフロント片側13mm、リヤ片側26mmほど広げられているといいます、まさにGT3ゆずりの迫力ボディといえそう。
なお、発売は2013年1月の予定ということです。
(山本晋也)