井元貴幸 
トラックのキャビンと荷台の間に装備される小型簡易クレーンを装備した通称”ユニック車”というクルマを見かけた事がある方も多いと思います。
ブームと呼ばれるアーム部分を正しい格納位置へ収め忘れたのか、ブームを上げっぱなして、高架橋へ勝負を挑んだユニック車の動画がコチラ。
最近では移動式小型クレーンには、正しい位置に格納しないとアウトリガと呼ばれるジャッキが格納出来ない物や、サイドブレーキを降ろすとブザーが鳴ったりするものがあり、移動式小型クレーンの事故は減りつつありますが、日本の中古ユニック車が走っている海外ではまだまだこういった事があるようですね。
移動式小型クレーンはフック部分を巻き込んでワイヤーが切れてしまう事を防止する過巻防止装置の装着が義務付けられていますが、ブームの格納に関しては、特に規定が無いので、ドライバーの皆さんは格納状態を必ず確認して走行するようにしましょう。
（井元 貴幸）
