「リッター20.8km!VWがすべてを一新したGolf 7をベルリンで発表!」で新型「Golf 7」」の概要をお伝えしたばかりですが、そのスポーティグレードとなる「Golf GTI コンセプト」がパリで9月27日から始まったモーターショーのプレスデーに出展されました。
外観はGTIではお約束の「ハニカムメッシュ」のラジエターグリルと「レッドライン」が継承されており、一目でそれとわかるもの。またヘッドランプも現行モデル同様にGTI専用デザインで、LED式DRL(デイタイム・ランニング・ランプ)を装備。
テールのマフラーが左右2本出しとなっており、Newデザインの専用アロイホイールとあいまってスポーティな雰囲気を醸し出しています。
注目のエンジンは新開発の直噴2.0L直列4気筒ガソリンターボ「TSI」で、最高出力は現行の211psから220psに、最大トルクも26.6kgmから35.7kgmへと向上。
標準モデルで車体が約100kg軽量化されたこともあり、0-100km/h加速は現行の6.9秒から6.6秒に短縮、最高速度は246km/hに達する模様。
欧州仕様では6速MTが標準で、6速DSGがオプション設定。アイドリングストップを標準装備しており、欧州複合モード燃費は16.67km/L(現行比で18%向上)、CO2排出量は140g/kmで、排出ガス性能は2014年導入予定のユーロ6に適合済みと、環境対策も万全のようです。
さらに今回のモデルではメーカーオプションで「パフォーマンスパック」が用意されており、この場合、最大トルクは同じながら、最高出力が230psに向上。
0-100km/h加速が標準モデルの6.6秒に対し、6.5秒に短縮され、最高速も250km/h(リミッター作動)へとアップ。
パフォーマンス向上に合わせて、ブレーキサイズのアップ(16→17インチ)やフロント・アクスルへディファレンシャル・ロックを装備するなど、内容充実が図られています。
GTIの欧州市場投入は2013年初頭の予定とされており、Golf 7と共に日本市場への導入が大いに待たれます。
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