なぜ普通車のスピードメーターは180㎞/hまで表示されているのか!?

子どもから大人まで、自動車の速度計(スピードメーター)のメモリが180km/hまで刻まれていることに疑問を持つ人が少なくありません。

内容は「なぜ最高速度以上のメモリがあるの?」や、「キリがいい200km/hにしないのか?」というものまで様々ですが、いったいなぜ180㎞/hまで表示されているのでしょうか。

答えを簡単に言えば、自動車メーカーが参加する日本自動車工業会の申し合わせ、いわゆる自主規制で決まりました。
なぜ180㎞/hまでかというと理由は諸説あるようで、
・リミッターが作動する180㎞/hに合わせた
・「勾配は5%まで」との設計規格がある東名や名神などの高速道路を考え、この5%の上り坂を法定最高時速100㎞/hで走るためのパワーは平らなところを走ると180㎞/h出るから
などがあります。
正直、下の理由についてはこじつけ感がありまくりですが各自動車メーカーからするとスポーツモデルなどに搭載することを考えるとなるべく高いスピード表示を設定したかったのでしょう。

ただ現在は写真の日産GT-Rなどでスピードメーターが180㎞/hでないクルマもあります。
日本では180㎞/hなのに海外仕様では200㎞/h以上のスピードメーターを表示するクルマも珍しくないなか、この自主規制はほんとうに必要なのかと考えてしまいます。
(クリッカー編集部)