PNDやスマホ・ナビとの競争下にある据え置き型ナビは、車種専用設計とモニターサイズの大型化、スマホとの連携が主流になってきました。ストラーダの「Lシリーズ」はその好例で、今秋登場のニューモデルはその流れを強化しているのが特徴です。
「Lシリーズ」は車種専用設計を打ち出してきましたが、新たに「ビューティフルキット」と呼ぶ取付キットを開発し、画面の大画面化だけでなく上質なデザインと使いやすさを追求。
キット本体に装着車種に合わせて高級感のあるピアノブラックフィニッシュやウォームシルバーのメタルオーナメントを採用し、クオリティの高さを感じさせる仕上がりを実現しています。さらに、従来はナビ本体に配置されていた「MENU」や「音量調整」などの使用頻度の高い操作ボタンを大きなサイズにできるなどのメリットも生まれています。
車種専用設計のメリットはほかにもあり、車種によって異なる音響セッティングやステアリングスイッチ機能も車種ごとに設定し、「車両情報」なども車種ごとに設定が可能です。
スマートフォンとの連携では、今秋モデルとして登場した「Sシリーズ」と同様に、「おでかけナビサポート ここいこ♪」のバージョンアップに対応し、「寄り道コンシェルジュ」や「任意目的地」が使えるようになりました。Bluetoothに対応することでスマホとの接続ができます。
操作性も「Sシリーズ」と同じようにモーションコントロールを進化させてダブルタップ(2回連続タッチ)、ピンチアウト(画面に触れた指を広げる)など、新たな動作に対応。
データは16GBのSDメモリーカードを搭載。5ルート同時探索時に使える「ecoルート探索機能」やWebを使ったユーザー登録とアンケートの回答で3年間の更新地図データを享受できるのも特徴です。
(塚田勝弘)