ミニに第7のバリエーション「ペースマン」が登場

スタンダードなハッチバックの「ミニ」、4座オープンの「コンバーチブル」、観音開きラゲッジドアの「クラブマン」、ルーフを低めた「クーペ」、シリーズ初の5ドア「クロスオーバー」、2シーター・オープンである「ロードスター」とボディバリエーションを増やしてきたミニに新たなバリエーションが加わることが発表されました。

すでに2011年のニューヨークショー、そして東京モーターショーにもお目見えしていた「ペースマン」コンセプト、その市販バージョンがフォトデビューを果たしました。

 

コンパクトセグメントとして初の『スポーツ·アクティビティ·クーペ』と位置づけられるミニ・ペースマン。いわゆるアーバン・クロスオーバーの先を行くモデルということのようです。

フロントから見ると、クロスオーバーをローダウン&チョップドしたような雰囲気もありますが、後方からのスタイルは、完全に新しい、まさに第7のミニとして独自の表情を見せています。

エンジンは、1.6リッター4気筒ガソリンターボを筆頭に、1.6リッター4気筒ガソリン、2.0リッター4気筒ディーゼルターボ、1.6リッター4気筒ディーゼルターボの4種類。ミッションは6速MTを基本に、6速ATもラインナップ。電子制御センターデフを採用した四輪駆動「ALL4」も用意されるということです。

グレード展開は、ガソリンエンジン搭載グレードが、「クーパー・ペースマン」、「クーパーS・ペースマン」、「クーパーS・ペースマン ALL4」。ディーゼルが、「クーパーD・ペースマン」、「クーパーD・ペースマン ALL4」、「クーパーSD・ペースマン」、「クーパーSD・ペースマン ALL4」となっています。

●クーパーS ボディサイズ諸元
全長:4115mm
全幅:1786mm
全高 :1522mm
ホイールベース:2596mm
フロントトレッド:1525mm
リヤトレッド:1551mm
フロントオーバーハング:769mm
リヤオーバーハング:750mm

 

●クーパーS エンジン諸元
種類:4気筒ガソリンターボ
排気量: 1598cc
ボア×ストローク:77.0×85.8mm
最高出力:135kW(184hp)/5500rpm
最大トルク:240N.m/1600-5000rpm 
 ※オーバーブースト時:260N.m/1700-4500rpm 

 

●クーパーSD エンジン諸元
種類:4気筒ディーゼルターボ
排気量: 1995cc
ボア×ストローク:84.0×90.0mm
最高出力:105kW(143hp)/4000rpm
最大トルク:305N.m/1750-2700rpm 

 

 

なお、ミニのボディ形状は”R”ではじまるコードで分類することもありますが、このペースマンは「R61」となるそう。ちなみに、従来バリエーションのそれは、ハッチバックがR56、クラブマンがR55、コンバーチブルがR57、クーペがR58で、ロードスターはR59、そしてクロスオーバーがR60となっています。 

(山本晋也)

 

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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