お洒落感で人気のMINI。そのブースも負けじと、さり気なさの中に、ハイレベルなセンスがギュっと凝縮されている。
まずはデビューしたばかりのミニクーパーSクーペがお出迎え。
その前に並べられた椅子に座って、しばしクーペの独特なフォルムを眺めたら、ブースの奥に歩を進めてみよう。
そこにあるのは、MINIの次モデルを予感させるコンセプトカー「MINIペースマンコンセプト」。
MINIファミリーで唯一の5ドアボディであるクロスオーバーとフロントマスクやシャシー部分を共有しながらMINIクーペさながらのスラっとしたルーフラインを与えられた3ドアハッチのコンセプトカー。海外ショーでは公開されているが、もちろん日本初公開。
おそらく、ほぼこのイメージで市販モデルが登場することは間違いなく、このタイミングでその息吹をリアルに感じておきたいところ。
そして、こうしたMINIファミリーを愛でながら、ふと視線を上にやると、そこにはなんと!
2011年にテスト参戦を行なった現役の本物のWRCマシン「MINIジョンクーパーワークスWRC」が鎮座ましましているではありませんか。
屋根裏にしまわれたような、シーズンオフに束の間の休息をとっている風の演出はなんともユニーク。
こじんまりとした趣味のガレージといった雰囲気とMINIの持つキャラクターのマッチングを存分に楽しみたいブースだ。
(山本晋也)