MINIクーペから上に目をやると、そこには!【東京モーターショー】

お洒落感で人気のMINI。そのブースも負けじと、さり気なさの中に、ハイレベルなセンスがギュっと凝縮されている。

 

まずはデビューしたばかりのミニクーパーSクーペがお出迎え。

その前に並べられた椅子に座って、しばしクーペの独特なフォルムを眺めたら、ブースの奥に歩を進めてみよう。

 

そこにあるのは、MINIの次モデルを予感させるコンセプトカー「MINIペースマンコンセプト」。

MINIファミリーで唯一の5ドアボディであるクロスオーバーとフロントマスクやシャシー部分を共有しながらMINIクーペさながらのスラっとしたルーフラインを与えられた3ドアハッチのコンセプトカー。海外ショーでは公開されているが、もちろん日本初公開。

 

おそらく、ほぼこのイメージで市販モデルが登場することは間違いなく、このタイミングでその息吹をリアルに感じておきたいところ。

 

そして、こうしたMINIファミリーを愛でながら、ふと視線を上にやると、そこにはなんと!

2011年にテスト参戦を行なった現役の本物のWRCマシン「MINIジョンクーパーワークスWRC」が鎮座ましましているではありませんか。

 

屋根裏にしまわれたような、シーズンオフに束の間の休息をとっている風の演出はなんともユニーク。

 

こじんまりとした趣味のガレージといった雰囲気とMINIの持つキャラクターのマッチングを存分に楽しみたいブースだ。

 

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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