中古車の売れ行き好調。販売台数が10ヶ月連続で前年比アップ !

日本自動車販売協会連合会が12日に発表した情報によると、8月の中古車登録台数は、前年同月比9.3%増の31万2325台(除軽)で、10ヶ月連続で前年実績を上回っています。
 (内訳)乗用車:10.9%増の27万3324台、貨物車:0.2%増の3万1332台

画像はイメージ

これはエコカー補助金やエコカー減税などの販売支援策で、新車販売が伸び、それに伴う下取り車の増加が好調の要因になっていると考えられます。

しかも下のグラフから判るように、中古車販売台数が新車販売を上回っており、本年1~8月の新車(乗用車)販売累計216.6万台に対して中古乗用車販売累計は241万台という状況。

昨年に至っては震災の影響も有り、さらに顕著で新車(乗用車)販売147万台に対して中古乗用車の販売は220.5万台(1~8月)でした。変動の激しい新車販売に比較して安定的に販売を伸ばしているようです。

このように中古車販売の好調ぶりは本年も続いており、エコカー補助金終了前の新車駆け込み需要がさほど伸びていないことからも、この構図に大きな変化は無いものと推測されます。

エコカー人気の一方で、ユーザーが中古車にも目を向けていることはまさに昨今のエコ風潮の表れと言えるかもしれません。

Avanti Yasunori)   

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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