日産ノートの省燃費を支えるブリヂストンのエコタイヤ

JC08モード燃費 24.0~25.2km/Lという省燃費性能が売りとなっている、日産のコンパクトカー新型ノート。2012年9月3日より発売開始となりましたが、ブリヂストンより同社のエコタイヤ「エコピア EP150」を納入していることが発表されました。

ブリヂストンが納めているという「エコピア EP150」のサイズは、185/70R14 88S と 185/65R15 88H。新型ノートで話題の1.2リッタースーパーチャージャーエンジンHR12DDRとエクストロニックCVTを組み合わせたメダリストやDIG-Sグレードの足元にセットされているということです。

おもしろいのは、15インチを履いているほうが、モード燃費に優れていること。インチアップしていると燃費に不利な印象もあるかもしれませんが、数字は逆になっています。 

具体的には、185/65R15 88HのS DIG-Sグレードが25.2km/Lで、185/70R14 88Sのグレード(X DIG-S/メダリスト)は24.0km/Lというカタログスペック。グレード違いによる装備や重量の違いがあるので、単純に15インチのほうが燃費に有利とはいえませんが、ちょっとめずらしい現象といえそうです。

 

■「ECOPIA」が日産自動車株式会社の新型「ノート」に装着
http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2012090302.html

(山本晋也) 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる