シェルビー・トリビュートのGT500コブラは、850馬力のワンオフ

アメリカン・レジェンド・カーガイ、キャロル・シェルビー氏が今年(2012年)の5月11日に亡くなりましたが、氏へのトリビュートとして、フォードがワンオフで2013シェルビーGT500コブラを製作したとのこと。

エンジンはスーパーチャージャーによって過給された4.0リッターで、最高出力は850馬力。そのパワーを受け止めるべく、13インチという極太リムのホイールに345幅のタイヤをリヤにセットしているといいます。タイヤ内径は前後20インチ、とのこと。

またワイドなホイールを収めるべく、シェルビーアメリカンがリヤのワイドボディキットやスペシャルなフロントフード、シェルビーWilwoodブレーキなどを担当。

ブルーボディにホワイトストライプという、シェルビー・コブラ・ロードスターからの伝統的なカラーリングも与えられた、このスペシャルビークルは、キャロル・シェルビー氏のフィロソフィーにしたがって、全米各地をツアー、誰もが自由に撮影できるようフレンドリーな展示をされるということです。

まさに『キャロル・シェルビーよ、永遠なれ』という思いで生み出された一台といえましょう。

(山本晋也)

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山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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