「ぶつからないミニバン」の実車チェック・その3　インパネのポイントを確認【エクシーガ マイナーモデルチェンジ】

クルマに触れている時間のなかで、もっとも接するのがインテリア。今回はドライバーの視点からモデルチェンジした新しいエクシーガのインパネを見てみましょう。

インパネのデザインにミニバンらしさは皆無。センタークラスターを中心にしたT字型レイアウトで、一般的なミニバンと違ってセンターコンソールやフロア式セレクトレバーを採用しているのがポイントですね。

左右ウォークスルーはできませんが、適度な包まれ感があって運転を楽しむ空間としてふさわしい雰囲気作りです。パドルやアルミパッド付スポーツペダルも「2.0i」を除いて標準装備し、スポーツマインドを感じさせます。今回のマイナーチェンジにおける変更点は特にありません。

メーターには、スイッチONで指針や文字板が浮かび上がるスポーツルミネセントメーターを採用（「2.0i」を除く）。乗り込んでエンジンに火を入れる際に指針が振り切れてドライバーを迎えてくれます。

スピードメーターの下にあるのは「エコゲージ」。平均燃費と瞬間燃費の差を示すもので、針が「＋」側に振れるように心がけて運転すれば省燃費を実現します。

カーナビは「2.5i EyeSight」系や「2.5GT」系にメーカーオプションを用意。「2.0i」を除いてエアコンは左右独立温度調整機能を備えています。

シフトパターンはゲートをジグザグに刻んだスタッガード式。Dレンジの右側にはマニュアルモードを備えていて、奥に倒すとシフトアップ、手前に引くとシフトダウンします。その奥にはSI-DRIVEのセレクターがありますね。

（工藤貴宏）