「ぶつからないミニバン」の実車チェック・その1 マイチェンでここが変わった!【エクシーガ マイナーモデルチェンジ】

マイナーモデルチェンジしたエクシーガの実車に触れる機会があったので、パートごとにわけて詳細を紹介していきましょう。まずはもっとも気になる「新しくなった場所」について。

<その1>アイサイト

「エクシーガには前から付いていたじゃん!」と思った方もいるかもしれません。←正解です。

でも、新型ではバージョンアップされて待望の「アイサイト(ver.2)」になっているんですよね。なにが違うかといえば、アレですよアレ。

以前は「追突の可能性のある対象物を検知するとブレーキで減速して追突の被害を軽減する」だったのが、今回からは「速度差が約30km/h以内の場合は自動ブレーキによって完全停止し衝突を回避する」に進化したのです。

乱暴にいえば「減速はするけど当たっちゃう」から「ぶつからないクルマ」になったというわけですね。もちろん全車速追従機能付きのクルーズコントロールも備えています。日常的にはこちらの機能が便利ですね。

<その2>2列目中央席の3点式シートベルト化

法令による「全席3点式シートベルト装備の義務化」に伴い、従来は2点式だった2列目中央席のシートベルトが3点式化となりました。天井収納タイプと違って装着が簡単で3列目に座る人の視界を遮ることもない、シート内蔵型なのがいいですね。

 実は2列目シート自体も大きく変わったのですが、それは後日アップ予定の「居住性編」で。

<その3>アイドリングストップ機能の採用

アイサイト装着車にはエクシーガとして初めてアイドリングストップ機能を採用しました。クルーズコントロールによる停車時にもブレーキを踏めばアイドリングストップが作動します。

センターコンソールにはアイドリングストップ機能の作動を停止するスイッチを用意。

<その4>新デザインのドアミラーを採用

従来よりもミラー面積を拡大したドアミラーを採用しました。寒い地域に住む人やウインタースポーツを楽しむ人は、ヒーテッドドアミラーが標準採用になったのもうれしいニュースですね。

次回はエクステリア偏です

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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