神社好きとしては、北海道に足を踏み入れたならばここにお参りしない訳にはいきません。北海道総鎮守で蝦夷国新一の宮でもある、北海道神宮です。
前夜は余市の道の駅に停泊していたのですが、あいにくの雨模様でした。この日は午後から晴れたので出発したのですが、札幌に近づくにつれ雲行きが怪しくなり、とうとう降り出してしまいました。そんな訳で、写真がちょっと薄暗くて申し訳ないです。
駐車場には料金所がありますが、参拝客は無料で入れます。
この写真は大鳥居の下あたりから撮りました。北海道の開拓当時、樺太・千島に進出を進めていたロシアに対する守りの意味を込めて、北東を向いているんだそうです。
注連縄に俵が特徴的な神門。
ご祭神は、大国魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ=大国主命【おおくにぬしのみこと】の別名)、少彦名神(すくなひこなのかみ)、明治天皇(めいじてんのう)。大国主=大黒様=俵、なのかな?
北海道神宮(当時は『札幌神社』)の創建は明治2年ですから、神社としてはかなり新しい方です。
こちらは社殿(拝殿)。
ちなみにこの場所(円山)に鎮座したのは、明治4年9月14日。明治天皇が増祀(お祀りする神様が増えること)されたのは昭和39年で、それを期に社名も『北海道神宮』と改称したんだそうです。
社殿は昭和49年に放火に遭い、昭和53年に復興されたんだとか…。社殿に放火するなんて、どういう気持ちだったんでしょうね(^_^;
木々に囲まれるようにひっそり佇む、島 義勇(しま よしたけ)の像。かつての開拓判官であり、北海道開拓の父と呼ばれている偉人です。北海道神宮には、開拓に関わった多くの方々がお祀りされています。
余談ですが、駐車場から表参道に入る手前に参拝者休憩所があり、製菓『六花亭』が参拝客に焼き菓子『判官さま(島 義勇のこと)』とほうじ茶を振る舞ってくれますよ。
■北海道神宮 公式サイト
http://www.hokkaidojingu.or.jp/
(松本しう周己)