暑い夏に「ちょっと使える」レガシィの小技機能とは?

関東地方も梅雨が明け、いよいよ夏本番といった所ですが、夏場になると炎天下の駐車場で乗り込んだ時の熱さはたまりませんね。

そこで少しでも車内の温度を下げるべく、エアコンが効き始めるまで窓を全開にしているクルマを良く見かけます。乗り込む前に少しでも換気をしておきたい所ですが、セキュリティ面を考えると窓を数センチ開けた状態での駐車もあまり好ましくありません。

そんな時にちょっと使えるレガシィの装備ご存知ですか?

オーナーの方でも知ってる方が意外と少ないのが、運転席パワーウィンドウのリモコン開閉機能。

3代目レガシィ(BH/BE型)のB型以降から先代レガシィ(BP/BL型)の一部グレードに搭載されているのですが、リモコンキーの解錠ボタンを長押しすると、押している間運転席のウィンドウが下がります。

ほんのちょっとの間ですが、リモコン作動範囲からクルマにたどり着く間に少しでも車内の温度を下げるのに、気持ち役に立ちそうな機能です。

ちなみに施錠ボタンを押し続けると押している間、運転席のウィンドウが上がります。

運転席だけじゃ意味ないだろ!と思われがちですが、元々この機能の目的は換気では無く、狭い駐車場等で運転席に乗り込む際、あらかじめリモコンでウィンドウを開けておけば、ドアサッシの付いていない先代までのレガシィであれば、ドアを大きく開けずとも乗り込みやすくなる為の機能なのです。

当然、ドアサッシの付いている現行型レガシィには装備されていません。

ちなみに先代レガシィのA型では運転席のドアキーシリンダーにキーを差し込んで解錠方向に回し続ける事でもウィンドウを開く事も出来、当然施錠方向に回し続けるとウィンドウが閉じる機能も装備されていました。ちょっと古いですがY30のステーションワゴンのクォーターウィンドウと同じイメージです。

この機能を知っているオーナーの方は乗り込む際の便利機能ですが、少しでも車内の温度を下げるのに使っている方もいるようです。他にも運転席に忘れ物をした時等に、窓からアクセスできるのも意外と便利ですよ。

微妙に使える小技装備、レガシィオーナーの方、使っていますか?

(井元 貴幸)