道の駅『鳥海』を満喫【車中泊女子の全国縦断記】

道の駅『鳥海』

道の駅『鳥海』
住所:山形県飽海郡遊佐町菅里菅野308-1
電話:0234-71-7222
駐車:普通車 214台/大型 13台/身障者 4台

物産館(直売所/お土産品/魚屋)、お食事処、軽食、森の公園『遊ぽッと』併設。観光バスやトラックドライバーの休憩地点としても賑わう人気の道の駅。近隣ににコンビニ(デイリーヤマザキ、サンクス)と、GS出光があります。

公園側の砂利の駐車場は、道の駅の営業時間外は閉鎖されますのでご注意を。

岩ガキ

漁港に近いので新鮮な魚介類が豊富で、この時季は何と言ってもこの岩ガキです! 鳥海の岩ガキは大きくて美味しいと評判なのです。1個500〜600円と、ちょっと効果ではありますが、手のひらに収まらないほどの大きさは圧巻です。その場で殻を剥いてくれますよ。生食だけじゃなくて、蒸し牡蠣や焼き牡蠣もあったら嬉しいのになぁ。 

鳥海・西浜

道の駅から西浜〜吹浦を海岸沿いに約2kmほど走り、水産庁『未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選』に選定されてる十六羅漢岩を見に行く。天気はいいし海は青いし、最高のロケーションです。 

十六羅漢岩

何もないと思いきや、駐車場にはトイレと売店&お食事処がありました。そこから陸橋を渡って海岸まで歩いて行くと、すぐ目に留まったのが写真の羅漢岩。でも、十六人もいない…。 

あちこちに点在しているので、あらかじめ調べて行かないと全部を見つけることは困難です。売店に一覧表が置いてありました(帰りに気づいた…)。

以下、山形県遊佐町ホームページより

吹浦海禅寺21代寛海和尚が、日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って、1864年に造佛を発願し、地元の石工たちを指揮、5年の年月をかけて明治元年に22体の磨崖仏を完工しました。

16の羅漢に釈迦牟尼、文殊菩薩、普賢の両菩薩、観音、舎利仏、目蓮の三像を合わせて22体。これだけの規模で岩礁に刻まれているのは日本海側ではここだけといわれ、歴史的にも貴重な資源です。

毎年7月下旬には、十六羅漢まつりが開催され十六羅漢岩の前で海上安全祈願式典が行われます。また、この時期にあわせて夜間はライトアップが行われます。 

大物忌神社

その次は、本州最北端の一ノ宮・鳥海山 大物忌神社(吹浦口之宮)。ここがかなり狭い住宅地の中にあるのでキャンピングカーで行くにはヒヤヒヤしました。一の鳥居をくぐって駐車場に入る時、横幅にあんまり余裕がなかった気がします(^_^; 

神社の創祀は欽明天皇25年(およそ1400年前)!!  本社は鳥海山山頂に鎮座し、麓に「口の宮」と呼ばれる里宮が吹浦(ここ)と蕨岡の二ヶ所に鎮座しています。

主祭神は大物忌大神(オオモノイミノカミ)で、『神祗志料(じんぎしりょう/〈大日本史〉のうちの〈神祇志〉編纂準備のため記された書)』や『大日本国一宮記』では、倉稲魂命(ウカノミタマ)のことであると書いてあるそうです。こちらの吹浦口之宮では月読命(ツクヨミ)も併せて祭っています。境内地は、2008年に国の史跡に指定されました。

日狩り入浴には、道の駅から約500mくらいの西浜に『鳥海保養センターあぽん西浜』と『鳥海温泉 遊楽里』が隣り合って建っています。海水浴場/キャンプ場/コテージにも近く、『あぽん西浜』前には市営駐車場があり、公衆トイレに足湯まで併設されて至れり尽くせり。

どっちで入浴しようか迷ったのですが(笑)、より地元っぽい『あぽん西浜』にしました。源泉が2つもあるのも魅力です。外観がホテルのような『遊楽里』はきっと、内装も設備もホテル並みなんだと思います。次回はこちらに入ってみよう。 

■道の駅『鳥海』(公式サイト)
http://www.chokai-flat.com/

■十六羅漢岩(遊佐鳥海観光協会)
http://www.yuzachokai.jp/view/jurokurakaniwa

■鳥海保養センターあぽん西浜(遊佐町ホームページ)
http://www.town.yuza.yamagata.jp/Files/1/6005/html/%E3%81%82%E3%81%BD%E3%82%93%E8%A5%BF%E6%B5%9C.html

■鳥海温泉 遊楽里(公式サイト)
http://www.yamagata-yurari.com/

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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