このサイズで2人向けキャンピングカー!フィアット・デュカトベースのトイファクトリー「DA VINCI 6.0 Concept」【ジャパンキャンピングカーショー2023】

■広大なスペースを2人でゆったり使うならぴったりな選択肢

ついに正規導入された日本向けのフィアット・デュカトは、標準タイプ、ロングホイールベース版、ロングホイールベース/ハイルーフ仕様が設定されています。それぞれのディメンションは以下の通りです。

トイファクトリーのフィアット・デュカトベースの「DA VINCI 6.0 Concept」
トイファクトリーのフィアット・デュカトベースの「DA VINCI 6.0 Concept」

「L2H2」:全長5410×全幅2050×全高2525mm、ホイールベース3450mm
「L3H2」:全長5995×全幅2050×全高2525mm、ホイールベース4035mm
「L3H3」:全長5995×全幅2050×全高2765mm、ホイールベース4035mm

バラエティに富むそんなデュカトですが、2023年のジャパンキャンピングカーショーはフィアットプロフェッショナル正規販売ディーラーによる、まさに「デュカト祭り」といえるほどの出展ラッシュで、目玉モデルになっていました。

業界大手のキャンピングカー・ビルダーであるトイファクトリーもデュカトをベースとした多彩なモデルを初公開。

「DA VINCI 6.0 Concept」のダイネット部
「DA VINCI 6.0 Concept」のダイネット部

「DA VINCI(ダヴィンチ)」「Origin(オリジン)」、そしてトイファクトリー定番の「BADEN(ユーロバーデン)」が出展されました。

「DA VINCI 6.0 Concept」の常設ベッド
「DA VINCI 6.0 Concept」の常設ベッド

「FIAT DUCATO DA VINCI 6.0 Concept」は、ロングホイールベース仕様をベースに、左右開き式の75L冷蔵庫、シャワーなどのサニタリールームを完備する最上級クラスのレイアウトが広がります。

前席を後ろ側に回転させることで、4人がテーブルを囲めるダイネットのほか、後部には長さ1950×幅1270mmというゆったりしたベッドを備えています。

キッチンやシャワーなどを完備
キッチンやシャワーなどを完備

なお、大人2人がゆったり旅をする仕様ではあるものの、広大なスペースを活かし、オプションであと2人の就寝にも対応。子どもが2人いる4人家族も十分にカバーするほか、ベッド下などに多くの荷物を積載できます。

回転対座モード
回転対座モード

ハイルーフ仕様でなくても全高が2525mmもあるため、頭上まわりに十分な余裕があり、約6mの全長を許容できる駐車場や道路事情であれば、魅力的な選択肢になりそうです。

リヤから見た車内空間
リヤから見た車内空間

●ベース車:フィアット・デュカト
●ボディサイズ:全長5990×全幅2050×全高2520mm
●搭載エンジン/トランスミッション:2.2Lディーゼル/9AT
●駆動方式:FF
●乗車定員/就寝人数:4名/2人(オプション+2人)
●標準装備:衝突被害軽減ブレーキ、クルーズコントロール、レーンディパーチャーウォーニング、デジタルルームミラー、電動パーキングブレーキ、USBポート、プッシュエンジンスタート、10インチタッチパネルモニター、ワイヤレスチャージングパッド、本革巻きステアリング、7インチマルチファンクションディスプレイ、フルオートエアコンなど
●オプション:TOYオリジナルフロアマット、大型ルーフベンチレーター、リチウムイオンバッテリー、サブバッテリー追加
●車両本体価格:1397万円
●展示車両価格:1531万1670円

(文・写真: 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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