リーフオーナーのみなさん、そして購入を検討中のみなさん。現在、リーフの気になる点として、バッテリーの残量があると思います。
目的地まで到着できるのか? 正確にはあと何km走れるのか? 近所を走る場合は気にならないでしょうが、いざ遠方へとなると、もっと詳細に解ればよいのにー、と思った方も多いのではないでしょうか?
そのリーフですが、目的地へ到達できるのか? 充電の必要性があるのか? など、より的確に判断できるように、ウェブサイトやスマートフォンアプリを用いて目的地到着時点のバッテリー残量を高精度に予測するサービスと、過去に類似のルートを走行したリーフの消費電力実績をお知らせする「みんなの消費電力」と言うサービスが始まります。
今までオーナー向けウェブサイトでは「ルート探索」機能により、ルート情報に加え、充電スポット情報や所要時間情報などを提供していました。しかし、高低差が大きい地域や山間部、高速道路などを走行する場合、平坦な一般道を走行する場合と比較して消費する電力量が大きく変動するため、走行するルートに応じて、消費電力の変動幅を加味した情報提供が求められてきました。
今回の新しいサービスではリーフに搭載されたモーター等の仕様に基づく高精度な電力消費量シミュレーターを用い、走行ルートの道路勾配やエアコンによる電力消費量などを加味した総合的な電力消費量と目的地に到着した時点でのバッテリー残量について、精度の高い予測を行うことが可能になります。これによって目的地到着までに充電が必要か否かをより的確に判断できるようになるというわけです。
これからは、オーナーがウェブサイトや専用のスマートフォンアプリを利用すると、ルート探索結果とともに、目的地に到着した時点のバッテリー残量予測値が目盛(満充電時で12目盛)と数値で表示されます。また、メーター内に表示されるリチウムイオンバッテリー残量計と表示方法を統一することで、見やすさや使いやすさも向上しています。
また、この「みんなの消費電力」は、約2.8万台のリーフから収集されたプローブ情報に基づき、過去に類似のルートを走行した車両の消費電力の最大値と最小値、走行ルートやルート全行程の標高差、ルート途中の充電ポイントなどをルート探索結果とともに表示してくれますので、予測と実績を同時に確認することで、より綿密に立てることが可能となり、走行時の安心感が向上します。
リーフはスマートフォン等で充電管理やエアコン操作などができますが、このサービスもスマートフォンがあれば、どこでも利用できるようになっています。
EV時代は始まったばかりですが、どんどん新機能が追加されて、どんどん便利になっていくと言うわけですね。
(佐藤みきお)