MAZDAとアルファロメオを親に持つ次期FRスポーツが判明 !?

以前に「MAZDAとFIATの業務提携で新FRスポーツが誕生する !?」でお伝えしたとおり、両社の業務提携により、MAZDAがアルファロメオの次期2シーターオープンスポーツの開発・生産を担う事になった訳ですが、その車種が少しずつ見えてきました。

本命候補と囁かれている「アルファ・スパイダー」はそもそもイタルデザインのジウジアーロがデザインした「アルファ・ブレラ」をピニンファリーナがスパイダー化したFFモデルでした。

その一方でクローズアップされ出したのがアルファロメオの「創業100周年」とピニンファリーナの「創業80周年」を記念して2010年のジュネーブショー用に製作された「デュエットタンタ(Duettottanta)」の存在。

この「デュエットタンタ」はFRを前提にデザインされた2シーターのスポーツ・コンセプトモデルで、アルファロメオの名作「スパイダー デュエット(Duetto)」を現代版として再現したもの。

 

アルファロメオが以前よりショーで評判の良かったこの「デュエットタンタ」を具現化すべくFRプラットフォームを探していたところ、MAZDAの次期ロードスターに行き着いたようです。

 

MAZDAとしても大量生産とはならない次期ロードスターの新プラットフォームを単独で新設するのは最近の経営状態からいっても辛いところ。アルファロメオとてその思いは同じ。

 

諸般の事情でFFとなった「アルファ・スパイダー」のFR化を目論むアルファロメオとMAZDAの利害関係がピッタリ合って誕生するのが「デュエットタンタ(Duettottanta)」というワケです。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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