レクサス本部あらためLexus Internationalに再編

トヨタ自動車は、6月15日の定時株主総会における取締役の選任と同時に、レクサスなどにに関する組織改正について発表しました。

『日本発の真のグローバルプレミアムブランドの確立に向けて、レクサス車の開発・営業・マーケティング・広報機能を集約し、さらなる意思決定の迅速化を図るため、レクサス本部をグローバルでのレクサスのヘッドオフィスの役割を担うLexus Internationalとして再編』すると発表されたのです。

従来は一部門といえたレクサス本部を、ヘッドオフィスとして独立させるというもの。

開発、デザインをLexus Internationalの直轄とするだけでなく、ブランドマネジメント部を新設するなど、トヨタのレクサスではなく、グローバルブランドの”Lexus”として位置づけるというようにも見えます。

こうしたブランドの独立というのは、他メーカーでは珍しくない話ですし、最近では日産がインフィニティ の独自本社を香港に開設したりしています。

レクサスを Lexus へ。

『日本発』という部分を大事にするようですが、ものづくりを含めて、レクサスがどのように変化していくのか、注目といえそうです。

■役員人事、組織改正および人事異動について(トヨタ自動車)
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/12/06/nt12_0606.html

(山本晋也) 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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