ミニ、ロールスロイス、ファッション、ウォッチ…英国のブランドから感じたものとは?【エリザベス二世女王陛下即位60周年記念祝賀会2】

その1からの続きです。

こんなレーシングカーもあります。ラディカルSR3 SLです。でもナンバーも付いてます。

公道走行OKです。マリオカートとはだいぶ違ってますね。最新のフォード2リッターターボエンジンを搭載し、1190万円。目立ちますよね。楽しそうですよね。乗ってみたいですね。

こちらも公道を走るレーシングカーとして古典的と言えるケーターハムです。ロータス7をほぼそのまま作り続けているのはあまりにも有名ですね。まだ健在です。

この車両はRoadsport200といって、フォードン1.6Lエンジンを搭載してます。車重はなんと550kg!そんなクルマどんな動きをするのか、まったく想像がつきません。これにも乗ってみたいもんです。

イギリスのスポーツカーと言えばロータスがあまりにも有名です。

これは最新のモデルEVORA IPSです。2+2、つまり後席も小さいながら付いている4人乗りというワケです。0-100km/h加速は5.2秒、価格は937万5000円となっています。

見るからにかつて生産されたクラシックカー、という雰囲気ですが、そんなことはありません。

モーガンは綿々とこういったスタイルで少量生産し続けているんです。しかも、現在のクルマの見た目だけをクラシカルにしたのではないので、いわば新車でホンモノのクラシックカーを味わえるというわけですね。世界中にそんなメーカーが続いているのは英国だけでしょう。

そして、最新で最高のスーパーカーMcLaren MP4-12Cです。これも英国車です。

600psの3.8リッターV8エンジンを搭載し、100km/hまでの加速は3.3秒(オプショナルタイヤを装着すると3.1秒)、ゼロヨンは10.9秒、止まった状態から1km進む0-1000m加速はたったの19.6秒! 美しいスタイリングとともに2790万円で手に入ります(もちろん諸費用は別です)。いかがでしょうか?

その他にも英国を代表するブランドを目にすることができました。

バイクのトライアンフ。

 

ファッションブランドのヴィヴィアン・ウエストウッド。

 

スコッチウイスキー各種。

 

やっと輸入解禁となったというフィーバーツリートニックウオーター。

 

即位60周年を記念したBackes & Straussのダイヤモンドウォッチは価格未定ながら500万円程度とのこと。

 

技術をうまく現在の最先端に昇華させ、一貫した伝統は受け継いで行っているこれらのブランド。資本を海外に移しても、守るべきものは守ってるんですね。これからの日本のモノ作りも海外で大量に生産するだけでない方向にも向かって行くべきものがあるかもしれないな、と感じました。

駐日英国大使のサー・ディビッド・ウォレンさん、きっとそうですよね。

 

(小林和久)

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この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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