新型アルファード・ヴェルファイアHVにはアレがない!

11月より発売が開始されるアルファード・ヴェルファイアハイブリッド。2008年までアルファードに設定されていたハイブリッドモデルから、実に3年ぶりにLクラスミニバンにハイブリッドモデルが復活。

それまでエスティマにハイブリッドモデルが設定されていたが、やはり現行型アルファード・ヴェルファイアにハイブリッドモデルを追加する要望も多く、待ち望んだユーザーも多いようです。

広大な広さと充実装備で他を圧倒するアウファード・ヴェルファイアですが、今回追加になったハイブリッドモデルには、エスティマ、旧型アルファードHVに装備されていたアレがありません。

それは、1500w100V ACコンセント。

以前より、エスティマやアルファードHVユーザーからキャンプ等のアウトドアで大活躍!車中泊で炊飯器を使った!等と評判だったこの装備。

家庭用電化製品が1500Wまで使えるというもので、1500wと言えば、結構な家電を動かすことが出来、冷蔵庫やテレビ等はもちろん、単独であれば電子レンジやドライヤーと言ったものまで動かすことが出来る容量です。

今回の東日本大震災でもエスティマ・アルファードHVの1500wコンセントが活躍したと聞き、以外にもアウトドアだけで無く、とっさのときに使える小さな発電所の役割も担う事が出来た矢先に、今回の新型アルファード・ヴェルファイアHVに装備されていないのが、とても残念です。

このコンセントはエスティマ・旧型アルファードHVだけの装備でしたが、実際に停電時に使用した方のレポート等を読ませていただくと、クルマの電源はONの状態で電工リールなどで家庭内に電源を延長し、実際に家電に接続。クルマはバッテリー残量が少なくなると自動的にエンジンが始動、既定の電池容量になるとエンジンは自動停止するそうです。

つまりガソリンの仕様は必要最小限で、常にエンジンが始動していないと使えない発電機などと違い電気の容量に応じてエンジンが始動するので、ガソリン不足の事態でも少ない燃料で発電することが出来るそうです。

実際に1500wクラスの発電機ですと、燃料タンク容量は4L前後、4サイクルの発電機ですと8時間程度の連続運転でガス欠となります。

クルマに搭載されている物ですと、エスティマHVの場合燃料タンクは65L。発電のみに使うと結構な時間使用できそうです。

新型アルファード・ヴェルファイヤでは、一部のグレードで100w程度まで使えるコンセントがOP設定されているそうですが、100wですと動かせる家電も少なく、ハイブリッドモデルでなくとも、普通乗用車にディーラーオプションされていることもあり、カー用品店でも100wの電気瀬品を使えるようにするインバーターは3000円も出せば買えますので、あまりメリットは無いようです。(我が家のレガシィにも150wインバーターは搭載されています)

アウトドアでの利便性だけでなく、震災時にも使えるACコンセントをオプションでも設定すべきだと思いました。

せっかく登場する新型モデル。魅力的な装備やデザインが今回のコンセント省略で購入に踏み切れないユーザーも多くいるようです。

新型の発表は11月ですが、納期は来年になる模様。

納期が落ち着くまで、ゆっくり検討するのもいいかもしれませんね。