三菱ワークスが電気自動車i-MiEVエボで3年ぶりにモータースポーツ復帰!【パイクスピーク】

三菱自動車は7月3〜8日に開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦することを、5月18日に発表しました。

パイクスピークはアメリカ・コロラドスプリングスの西に位置する標高4301mの山です。ヒルクライムは2862m地点をスタートして頂上まで19kmの登山道を駆け上がります。スタートとゴールの標高差は実に1439mにもなります。

今回三菱ワークスが参戦するクラスは電気自動車が参加するエレクトリッククラス。

マシンはi-MiEV Evolution。

 

i-MiEV Evolutionは、専用のパイプフレームにカーボンのカウルを被せたもので、全長4341×全幅1900×全高1339mm。トレッドは大幅に広げられ、245/40R18タイヤを装着し、迫力あるスタイルとなっています。サスペンションは前後ダブルウィッシュボーン。i-MiEV用をベースにチューンナップした80kW出力のモーターはフロントに1個、リヤに2個搭載し、4輪を駆動します。またリチウムイオンバッテリーは35kWh容量のものを左右に2個搭載。

 

ドライブするのは2002〜2003年のパリダカチャンピオン増岡浩選手。

今回はi-MiEV Evolutionともう1台i(北米向け電気自動車)も出場し、増岡選手はチーム監督も兼務します。

i-MiEV Evolutionは、5月19〜20日のメガウェブのイベントに展示した後、5月27日袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されるEV50kmレース大会の決勝レースの合間(13:30〜14予定)にデモ走行を実施する予定です。

かつて「ラリーの三菱」とか「パリダカの三菱」といわれていた三菱自動車ワークスですが、2009年のパリダカを最後にワークス活動を撤退。今回3年ぶりにモータースポーツシーンに戻って来ます。i-MiEVと増岡選手の活躍に期待したいところです。

(ぬまっち)

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この記事の著者

ぬまっち(松沼 猛) 近影

ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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