日産のAD/ADエキスパートが法規対応のマイナーチェンジ

先日、トヨタ・プロボックス/サクシードの保安基準適合的マイナーチェンジをお伝えしましたが、そのライバルといえる日産のAD/ADエキスパートも、2012年7月以降の生産車に適用される安全法規に対応したマイナーチェンジを行ないました。

その内容は、一部グレードで前席ハイバックシートのヘッドレスト上端を延長したことと、全グレードで後席中央シートベルトのタング形状変更ということです。

全モデルで4速ATを採用しているAD/ADエキスパートですから、これを機会にそのあたりの改良も期待されましたが、まずは法規対応のみ、となったようです。ハードウェアの大幅な変更は耐久性や価格に直結するので、商用車としては難しい判断なのでしょう。

インテリアでは、AD/ADエキスパートの特徴的な装備といえる「ホワイトボード付きインストアッパーボックス」が健在というのに、ひと安心というファンも少なくないのでは?

■AD/ADエキスパート Webカタログ(日産自動車)
http://www2.nissan.co.jp/AD/index.html

(山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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