制限速度アップ!? 警察庁の調査が完了。80キロ制限の一般道出現も?

警察庁は2009年より進めていた、一般道の規制速度の引き上げのための調査を2011年度末に完了したと発表しました。

安全性が高いと認められる一般道で、規制速度を時速70キロから80キロへ段階的に上げるようです。
70キロ制限の一般道はすでに存在しますが、全国を対象に本格的に法定速度引上げをするのは、1992年以来約20年ぶりとなります。

また、歩行者や児童の多い生活道路と呼ばれる住宅地などは最高速度を30キロに制限し、場所によっては20キロに見直す場合もあるそうです。

一般道の制限速度引上げについては賛否両論あり、あらゆる所で議論が繰り返されていますが、近いうちに速度引上げが行われるのは確実のようです。

法定速度の引き上げについてメリット・デメリット色々ありますが、個人的に思う事は一般道路の法定速度は段階的に上がってきているのに、なぜに原動機付き自転車の最高速度が30キロのままなのか疑問が残ります。

現時点でも一般道での原動機付き自転車と乗用車の最高速度差は30キロ。もし制限速度が80キロになったら、速度差50キロになります。道路の一番左を時速30キロで原付で走っている所を、周りのクルマは80キロで追い抜いて行くことになります。

個人的には原付も50キロくらいまで制限速度を上げてもいいように思えます。

原付バイクの作りは小型自動2輪のスクーターとさほど変わらぬものもあり、両者の差は排気量と運転免許の条件程度。このまま最高速度の引き上げが行われた場合速度差があり過ぎて、ライダーもドライバーもかえって危険を感じると思います。

速度取締のドル箱とも言われている原付バイクですが、警察庁はこのあたりも考慮の上、速度を設定しているのか疑問を感じました。

(井元 貴幸)