【ニューヨークオートショー2012】2013年に登場するホンダのフラッグシップサルーンはスーパーハンドリングカー

アメリカン・ホンダモーターがニューヨークオートショーにおいて、ホンダの高級ブランド「アキュラ」のフラッグシップセダンのデザインの方向性を示すコンセプトモデル「RLXコンセプト」を世界初公開した。

フラッグシップに相応しい洗練されたスタイルに、市販モデルの「RLX」で初採用となる「ジュエルアイLEDヘッドライト」を新たなデザインモチーフとして採用しているのが特徴。

RLXは四輪駆動と前輪駆動の2タイプをラインアップする予定。

四輪駆動モデルは、今年のデトロイトモーターショーにて公開された「NSXコンセプト」で発表されているハイブリッドシステム「Sport Hybrid SH-AWD(Super Handling All Wheel Drive)」を前後逆転したかたちで搭載予定。
フロントには3.5リッター直噴V6エンジンとモーター内蔵の7速のデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせた仕様としています。このスポーツハイブリッドシステムにより370馬力以上の最高出力とミッドサイズセダンと同等の1ガロンあたり平均30マイルという省燃費性能を両立する予定とのこと。

一方、前輪駆動モデルでは、310馬力の最高出力を予定する3.5リッター直噴V6エンジンに6速ATを組み合わせる。そしてアキュラ初となる電動アクチュエーターによる制御システム「Precision All Wheel Steer」で後輪のトー角を左右独立制御するという。いわゆる後輪操舵の進化形といえそうだ。

駆動方式に適したパワートレインを搭載することで、優れた動力性能とコーナリング性能を実現するというアキュラ(ホンダ)のフラッグシップサルーン。その市販モデルは2013年初頭に全米で発売予定。

このアキュラRLXが、日本では次期レジェンドとなるのであろうか。

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2012年ニューヨークオートショーでアキュラ「RLXコンセプト」を世界初公開(本田技研工業)

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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