トヨタのBセグメントハイブリッドは超軽量の「2.1リッターカー」つまり47.62km/L!【ジュネーブモーターショー2012】

トヨタ新型ハイブリッドカーの燃費は40km/Lを超える!? と既報のコンセプトカー「FT-Bh」が、ジュネーブショーの開幕と同時に詳細スペックを公開した。

全長 (mm) 3,985
全幅 (mm) 1,695
全高 (mm) 1,400
ホイールベース(mm) 2,570
空車重量(kg) 786
タイヤサイズ 145/55R18
乗車定員(名)
パワートレイン 1.0L ガソリン 2気筒 FF THS II
バッテリー リチウムイオン電池

コンセプトカーとはいえ、800kgを切る軽量ボディはカーボンなどの高価な素材を使うことなくハイテンなどの鋼板材によって構成されるというのが、スタイリングはともかく現実的な部分。このボディ、空力性能もCd値=0.235と優秀。

パワートレインはおなじみのTHS IIハイブリッドだが、組み合わされるエンジンは新開発のロングストローク2気筒、プリウスなどと同じくアトキンソンサイクルとされている。

こうしたメカニズムにより、燃費性能はNEDC(欧州新基準)で2.1L/100km、CO2排出量は49g/km。いわゆる2リッターカー(100kmを走るのに2リッターの燃料で済むクルマのこと)にあと一歩と迫った。なお、この燃費表示を日本風にすると47.62km/L!

またハイブリッド仕様の他に、天然ガス(CNG)仕様とプラグインハイブリッド(PHV)仕様も想定しているという。そのCO2排出量は各々38g/km、19g/km。つまりPHVにおいては約122km/Lという燃費性能を実現していると考えられる。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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